【千葉】虹の岬の喫茶店の舞台、鋸南町の「岬カフェ」を訪ねてみた。

日本一周中のテツヤマモトです。

14日目は千葉の金谷にやって来ました。

千葉といえば、僕のモストフェイバリットノベリストである森沢明夫さんの出身地です。

今回やってきた金谷には「虹の岬の喫茶店」のモデルとなった「岬カフェ」があります。

これは行くしかない!聖地巡礼や!

虹の岬の喫茶店とは?

まずは何が何だかわからない人のために、小説について紹介します。

「虹の岬の喫茶店」は2011年に発売された森沢明夫さんの小説です。

僕が初めて読んだ森沢作品でして、感動しすぎて声をあげて泣いたのはいい思い出です。

以下、あらすじです。

小さな岬の先端にある喫茶店。

そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれる。

その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人人―彼らの人生は、その店との出逢いと女主人の言葉で、大きく変化し始める。

疲れた心にやさしさが染み入り、温かな感動で満たされる。癒しの傑作感涙小説。

岬にひっそりと佇む、カフェを舞台としたお話。女主人とお客さんとのやりとりに、ハートがウォーミングしまくります。

2014年には吉永小百合さん、阿部寛さん、鶴瓶さん、竹内結子さんといった豪華キャストで映画化されてます。こちらもおすすめ。

泣けます。特に鶴瓶さんに。

物語のモデルとなった岬カフェ

物語のモデルとなったカフェは、千葉県鋸南町の明鐘岬に実在しています。

その名も岬カフェ。場所はこちらです。

食べログ:https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12004072/

東京湾を望む房総半島の岬にぽつん。

最寄駅は内房線の浜金谷駅。駅から徒歩2km弱ですが、歩道の無い道があって怖いので車で向かうのがベストです。

トンネルの手前にひっそりと看板。

曲がって奥へと進んでいけば到着です。

うわー映画でみたことある店だ!!

優しい灯りに、こじんまりとした佇まい。たまらんなこりゃ。

お店の前には、東京湾の海が広がります。

この日はあいにくの雪ですけどね。

迎え入れてくれたのは、優しそうな女主人。

小説の主人公のモデルはこの方なのかな?って思ったり。たぶんそうだな。

店内はジャズ系の音楽が流れていて、まったりとした時間が流れていました。

席はカウンターと、窓側に10席ほど。テラスや隣に増設された建物にも座れます。

20人くらいが許容範囲かな。

店内は絵や写真がたくさん飾ってあって、なんとも賑やかです。東京湾が荒れてて怖かったんですけど、お店に入ると安心感します。

メニューは各種飲み物の他に、ケーキやトーストなど。とっても冷えたので温かいブレンドコーヒーとピザトーストを注文しました。

▼ブレンドコーヒー。カップがおしゃれ!

▼ピザトースト。ふわふわでチーズが伸びる〜。

窓側に座ると、海が一望できます。

今回はあいにくの天気でしたね。

上の写真の右下は、普段見える夕焼けの絶景写真。天気が良いと富士山も見えます。

店内には森沢さんの小説や映画撮影時の写真があります。レコードもたーくさん。

店内をうろちょろしてると「どちらからですか?」と主人が声をかけてくれました。

「北海道からです!小説の大ファンなんです!」

お客さんはすでに僕だけになっていたので、そこからしばらくおしゃべり。

映画の中で、カフェが火事で全焼してしまうシーンがあるんですけど、それが実話だと知ってびっくりしました。

常連さんやたくさんの方の支援があって、立て直し&再開できたようです。

岬カフェを聖地巡礼してみて。

今回実際にお店を訪ねて驚いたのは、まさに「小説のイメージ通り」だったってこと。

お店の雰囲気、ご主人の雰囲気、風景の雰囲気。僕の頭の中の世界がそこにありあました。

改めて、森沢明夫さんのすごさを感じます。

情景を文章表現するのが上手くて、遠くても「行きたい!」と思う物語を作っちゃう。

いやーそんな物書きになりたい!

森沢明夫さんの小説はもちろん、岬カフェもとっても良い場所でした!

東京から2時間弱で辿り着けます。

風景に、美味しいコーヒーに、音楽に、思う存分、癒されてください。

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