やっほう!2年ほど海外放浪生活を続けてます、テツヤマモト(@okapo192)です。
今回は「旅の最中にこそ読みたい本・小説・紀行文」を共有します。
この辺りの要望に応えていきます!
旅行中は、移動時間やら待ち時間やら、暇な時間がものすごーくあります。
せっかく見慣れない景色や食べ物を目の前にして、あなたの感度がビンビンになっているんです。
こんな時だからこそ、読書をして自分の世界をじっくりと整理・広げていきませんか?
僕はこれまで海外35ヶ国を巡り、2年ほど放浪生活を続けています。
読書が趣味なので、週に1,2冊のペースでジャンルを問わず本を読み漁っています。
その中から今回選んだのは、旅がテーマの傑作ばかりです。
何気なく旅をしている中でも、これらの本を読むことで、あなたの旅の「目的・意味」が見えてくるかもしれません。
旅の自己啓発本
The Journey
The Journeyは、旅の最中に感じた「原体験」を軸に活躍する10人のエピソードを凝縮した1冊です。
TABIPPO代表の清水さん、ウェディングプランナーの山川さん、自由人こと高橋歩さんらのエピソードが収録されています。
この本を読めば、旅がどのように人生に影響を与えるのかイメージができます。
スティーブ・ジョブズもチェゲバラも旅の「原体験」が、後の活動の原動力になっていたんですね。
人生の100のリスト
作家のロバートハリスさんが、旅の最中に自分の人生でやりたいことのリストを作成したエピソードを語った本です。
リストを作ることで、やりたいことが次々に実現していく様子や、自分らしさを見つけられることを伝えています。
この本を読んで、僕自身も自分のやりたいことリストをまとめました。
時間が有り余る旅の最中こそ、自分をじっくりと見つめて、人生で成し遂げたいことを洗い出して身ましょう。
モノを捨てよ世界へ出よう
1年中海外を転々としながら生活している高城剛さんの旅本。
2012年に書かれた本ですが、今読んでも参考になる情報がたっぷりです。
日本人のパスポートの強さ、海外現地で購入すべきもの、LCCの活用方法、オススメの都市などまとめられています。
なんとなく遠い存在に思いがちな、世界を旅することのハードルを一気に下げてくれる1冊です。
僕らはまだ、世界を1ミリも知らない
50ヶ国を巡り、1000人のビジネスマンに会ってきた太田英基さんの本です。
「グローバルに活躍する起業家になる」という明確な目標を置いて旅をした著者の、2年間の旅の集大成になります。
単なる旅人目線ではなく、ビジネスマンとして世界情勢や日本人のポジションを良く分析されてます。
旅の最中の「教養本」として読むのに、最適な1冊ですね!個人的には海外での身の守り方に助けられました…。
旅がテーマの小説
旅のラゴス
主人公のラゴスが、旅に出かけて、帰ってきて、また旅に出る…という旅のお話です。
結局ラゴスがどうして旅をしていたのか、旅を続けるのか、明確な答えがないままに物語は終わります。
…でも、それこそが「旅」なんですよね。
それにわたしは、そもそもがひとっ処にとどまっていられる人間ではなかった。だから旅を続けた。それ故にこそいろんな経験を重ねた。旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね。
(作品より引用)
旅の目的とは?意味とは?
結局そんなものがあっても無くても旅は旅だと、直感で理解できる傑作です。
夏美のホタル
旅先での出会いを通して、見ず知らずの他人と家族のような関係を作っていく小説です。
2016年に有村架純ちゃん主演で映画化されて、話題になりました。
旅先の出会いは、後に自分の人生を変えるような大きな影響を及ぼします。
人の温かさを感じて、涙ボロボロに泣かされること間違いなしの作品です。
旅屋おかえり
世にも珍しい「旅代理業」を始めることになった女性が主人公の物語です。
人の代わりに旅をする仕事を通して、お客さんを喜ばせて行く様子は、とても不思議ながらも心温まるものでした。
「旅をしながら働く」はたくさんありますけど、「旅自体」を仕事にするという発想が面白い作品です。
旅の紀行文・エッセイ
世界を歩いて考えよう
社会派ブロガーちきりんさんが、独自の目線で世界を旅して感じたことをまとめた作品です。
ソ連崩壊前後で現地を訪れ、社会主義・資本主義を体感した様子や、軍事政権下のミャンマーでのお金の価値など、社会問題について考えさせられる1冊でした。
多少なりとも、その国の政治問題や経済問題を捉えながら旅をする…という新しい視点を学びました。
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
お笑いコンビ「オードリー」のツッコミ、若林さんがキューバを一人旅した紀行エッセイです。
「資本主義に疲れたから社会主義の国に行ってみよう!」とキューバに行くんですが、結局キューバはキューバで大変な部分もあることを知っていきます。
自分にとって理想郷を見つけようと旅をしても、現実はそう甘くはありません。
結局はカバーニャ要塞の野良犬のように、自分のいる場所で必死に生きていくしかない…と強く心打たれる傑作です。
毎日が冒険
自由人こと、高橋歩さんの原点となる1冊です。
彼が「雷に打たれてシビれた」という直感をもとに、単身アメリカやインドに飛び立っていく様子は、なんだか終始勇気を与えられます。
「やりたい!」という衝動をもとに迷わずに行動すれば、道は拓ける…若さと情熱でなんでもできるなと感じさせてくれますね。
特に若者や学生には呼んで欲しい1冊です。本気でやれば、できないことはないんです。
終わりに
旅をしましょう。
今いる場所を離れて、日本を、自分を、俯瞰してみましょう。
あなたが人生を通して大事にしたいものはなんでしょうか?
あなたが人生を通して成し遂げたいことはなんでしょうか?
漠然と描いていたものが、少しでも明確になってくるかも知れません。
旅の本をじっくりと読み進めた人は、そんな自己分析の思考回路を加速させられます。
旅を通して唯一無二の自分を見つける1冊との出会いがあれば幸いです。