「実家からの仕送りが止まって、生活が一気に厳しくなった」
大学3年のとき、ぼくはそんな状況に追い込まれました。


アルバイトだけでは足りず、半年かけて試行錯誤した結果、月15万円を稼げるようになり、なんとか卒業までこぎつけました。
あれから10年以上経って、ぼくは外資系企業でマーケターとして働いています。当時の経験を振り返ると、正直「あの稼ぎ方、今は通用しないな」と思うものも多いです。逆に「あの頃知っておきたかった」と思う選択肢も増えました。
この記事では、当時の自分の実績と失敗を隠さず出しながら、2026年の大学生に向けて「お金を稼ぐ方法」をアップデートします。
先に結論を言うと、大事なのは「いくら稼げるか」より「何が自分に残るか」です。これは煽りではなく、10年やってみた人間の実感として書いています。
月15万円の内訳と、正直な時給換算
まず実績から。大学生のとき、月15万円の内訳はだいたいこんな感じでした。
- ブログのアフィリエイト収益:約10万円
- Webライターの受託:約2万円
- 記事広告(企業案件):約2万円
- セルフバック(自己アフィリ):約1万円(基本は一度きり)
裏側ではX(旧Twitter)やYouTubeでの集客も並行してやっていたので、動画編集やSNS運用の感覚も同時に身につきました。
軸はブログでした。記事を書けば、その後も毎月コツコツ収益が積み上がっていく感覚がすごく面白かったです。時給換算では悪くないのですが、最初の数ヶ月は無収入に近い状態でした。
ブログは無料のはてなブログでも始められますし、収益化にはA8.netやafb(アフィb)のようなASPに登録するところからがスタートになります。
一方でライターや記事広告は即金性が高い分、納期とクライアントへの責任が発生します。プレッシャーはありましたが、社会人としての仕事の進め方を学べたのはここが大きかったです。
セルフバック(ポイ活)は数千円規模の高単価案件もありますが頻度は少なく、それよりも「ポイントやマイルの仕組みを理解できたこと」のほうが、大人になった今でも地味に役立っています。
2026年、正直どれが「当たり」でどれが「ハズレ」か
10年経って、評価が大きく変わったものがあります。
ブログとWebライターは、今の大学生にはあまりおすすめしません。
検索エンジンの評価基準が厳しくなり、特にお金や健康に関わるジャンル(YMYL: Your Money Your Lifeとも言われます)は個人ブログが上位に出にくくなりました。AIによる文章生成が普及し、初心者ライターの単価帯はAIに置き換わりつつあります。
逆に伸びているのは動画編集です。SNS上の動画需要は増え続けていて、スキルさえあれば仕事を見つけやすい状況です。プログラミングは、独学のハードルが下がった反面、初心者がいきなり高単価案件を取るのは以前より難しくなった感覚があります。
AI活用も話題ですが、ここは一つ注意したいところです。流行りに飛びつくだけのスキルは、また次の流行りに置き換わります。
おすすめなのは、基礎力が身につく仕事や、習慣化して長期的に得をするものを選ぶことです。たとえば積立投資、SEOに頼らないSNS発信、AIやプログラミングの「基礎」を学びながら、自分に合うものを探りつつ、少しお金も狙ってみる。このスタンスのほうが、何が流行っても潰しが効きます。
それでは方法論を「今すぐ現金が欲しい」「スキルを育てながら稼ぐ」「資産として積み上げる」の3つに分けて紹介します。
A. 今すぐ現金が欲しいとき(つなぎとして)
切羽詰まっているときに無理に高度なことを目指す必要はありません。まずはここから生活を安定させましょう。
1. スポットワーク
アプリで1時間単位から働ける単発バイト。短期バイトより手軽に始められます。
隙間時間にサクッとお小遣いを稼ぐなら、マクロミルのようなアンケート・モニター系のサイトも、登録しておくと最初の一歩として手軽です。
2. リゾートバイト
住み込み・賄い付きで、2ヶ月単位でまとまった額を稼げる案件もあります。
アルファリゾートのような住み込み・賄い付きのリゾバ専門サイトは、登録だけしておいて、長期休みのタイミングで募集をチェックするのがおすすめです。登録は無料なので、まずは情報を受け取れる状態にしておくといいでしょう。
3. 治験ボランティア
時間に余裕があるなら検討の余地あり。1回で数万円〜という案件もあります。JCVN治験ボランティアは花粉症やニキビトラブルなど、学生でも参加しやすい案件が中心です。
こちらも登録自体は無料なので、案件が出たタイミングを逃さないように先に登録しておくのが賢いやり方です。
4. セルフバック(自己アフィリ)
会員登録や口座開設で報酬を得る仕組みです。一度きりですが、ポイ活・マイルの基礎知識として今後も役立ちます。
A8.netやafbは、ブログをやる予定がなくても登録だけしておく価値があります。セルフバックページから手軽に試せますし、最新の高単価案件をチェックできるようになります。
ポイントサイト経由でコツコツ貯める方法も併用できます。ハピタスはショッピングやアプリダウンロードで貯まりやすく、ポイントインカムやちょびリッチもスキマ時間の定番です。
5. 不用品販売
メルカリなどで身の回りの不要品を現金化できます。
まだ使っていないならメルカリのアプリをダウンロードするところから始めましょう。
B. スキルを育てながら稼ぐ(ここが主役)
正直、即金系は「将来の資産になる」って感じではありません。だからこそ次の「スキルを育てる」とセットで考えてほしいです。つなぎとして使うのが正解ですね。
大学生のうちに身につけたスキルは、そのまま社会人になってからの武器になります。
6. 動画、Podcast編集
YouTubeやSNS向けの編集需要は引き続き高いです。編集ソフトの操作に加えて、構成力やSNS運用の知識があると単価が上がりやすくなります。
なお、動画だけでなくPodcast編集も近い領域として伸びている分野で、音声編集の経験が役立つ場面もあります。編集ツールとしてはRiversideがおすすめです。
動画とPodcastの両方に対応していて、AIを活用してテキストベースで編集作業を進められる画期的なソフトです。サムネイルやバナーなどのデザイン制作には、無料でも使えるCanvaが定番です。
7. 生成AIの活用
ぼく自身、Claudeを使って簡単なアプリを自作しています。正直、これだけで大きく稼げるわけではありません。
ただ、学生のうちに一つでも「AIで何かを作った」経験があると、就職活動で語れるネタになりますし、社会人になってからは思いつきにくい身近な発想が強みになります。稼ぐというより、将来への投資として捉えるのがちょうどいいと思います。
例えばぼくは、英語の試験(IELTS)対策用に、自分のライティングをAIに添削してもらえるアプリを作ってみました。最初は自分用に作ったものでしたが、結構使えるものになったので一般公開しています。こういう「自分の困りごとを自分で解決するアプリ」は、AIを使えば学生でも十分に手が届く範囲です。
8. オンライン家庭教師・受験指導
時給が高く、対面でもオンラインでも需要があります。教えることが好きな人には特におすすめです。
スキルシェアサービスのココナラを使えば、得意科目を出品するだけで簡単に始められるので、まずはここから試してみるのもいいかもしれません。
9. プログラミング・ノーコード
習得に時間はかかりますが、一度身につければ単価の高い案件を狙えます。WordPress制作などは独学から始めやすいです。
基礎を固めたらProgateのようなサービスで手を動かしながら覚えるのも効率的です。本格的に学ぶならWEBCAMPのようなオンラインスクールも選択肢になります。
▼プログラミングの学習はUdemyなどを使って独学すると、高額スクールなどの出費を抑えられるのでおすすめです。
10. Webライター(受託)
始めるなら、AIに代替されにくい専門知識や一次情報を売りにする方向がおすすめです。単純な記事執筆だけで稼ぐのは、今は厳しいと正直に伝えておきます。
案件を探すならクラウディアやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトに登録しておくと、プログラミングに限らずデザインや軽作業まで幅広く案件を見つけられます。
C. 資産として積み上げる(長期で得をする)
11. 自分のコンテンツ販売(note等)
ぼく自身、婚活ノウハウなど自分の知識をnoteで販売した経験があります。
受託で他人のために書くWebライターと違い、自分の名前で売る経験は将来的にも資産になります。
12. SNS発信
検索エンジンに依存しない集客チャネルとして、今後も重要性は増していきます。
収益化までは時間がかかるので、即金性を求めるならここだけに頼らないほうがいいでしょう。
13. ブログ・アフィリエイト
ぼく自身の原体験ではありますが、今はジャンルによってかなり茨の道です。それでも「自分でWebサイトを育てる」経験そのものは、マーケティングの基礎力として価値があります。
挑戦するなら、まずははてなブログのような無料サービスで始めて、感触を掴んでから本格的なサイト運営に進むのがおすすめです。
14. 積立投資(新NISA)
ここは正直な失敗談を共有させてください。学生時代、ギャンブル精神でFXや仮想通貨に手を出して、それなりの金額を溶かした経験があります。
最終的に積立投資や堅実な株式投資に切り替えたことで、20代のうちにある程度の資産を作ることができました。
「稼ぐ」というより「増やす・守る」視点で、早いうちから少額で始めておくことをおすすめします。
注意しておきたいこと
- 確定申告:アルバイト以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。
- 扶養の範囲:年収が一定額(目安として130万円程度)を超えると、親の社会保険の扶養から外れる可能性があります。複雑なので、心配な場合は扶養者の加入する健康保険組合や税務署に確認しましょう。
- あやしい求人・情報商材に注意:「誰でも簡単に高収入」をうたう案件は要注意です。ぼく自身、学生時代にギャンブル的な投資で痛い目を見た経験があるからこそ言えますが、地道な方法のほうが結局は資産になります。
よくある質問
Q. 初期費用ゼロで始められる方法は?
A. スポットワークやセルフバック、Webライターの一部案件は初期費用なしで始められます。
Q. すぐにお金が必要な場合は?
A. スポットワークやリゾートバイトなど、即金性の高い方法を優先しましょう。怪しい高額案件には手を出さないようにしてください。
Q. 将来のキャリアにつながる方法は?
A. 動画編集、生成AI活用、プログラミング、自分のコンテンツ販売など、スキルや資産が残る方法を選ぶといいでしょう。
大学生のうちに「何を残すか」を考えてほしい
仕送りが止まって焦っていたあの頃のぼくに伝えたいのは、「金額よりも、何が自分に残るかで選んでほしい」ということです。
即金で乗り切る方法も大事です。でも、せっかく大学生という時間があるなら、基礎力が身につく方法や、習慣化して長期的に得する方法に、少しでも時間を割いてみてください。それが10年後の自分を助けてくれます。






