
僕は2016〜2019年にフリーランスとして稼ぎながら35カ国を旅し、その後も含めて45カ国以上を回りました。その中から、バックパッカーや男一人旅におすすめの国を15カ国選び、初心者・中級者・上級者の3段階に分けて紹介します。
先に一覧です。
| レベル | 国 |
|---|---|
| 初心者 | 台湾・タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン |
| 中級者 | ラオス・カンボジア・インドネシア・メキシコ・ネパール |
| 上級者 | インド・スリランカ・キューバ・グアテマラ・エジプト |
僕が旅した国(日本以外に46カ国)
この記事の15カ国は、次の国の中から選んでいます。
訪問国を記録するアプリの画面。国連加盟国などの195カ国を基準にしているため、台湾と香港は数に含まれず、日本を含めて45カ国です
- アジア(17):台湾、香港、中国、韓国、フィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、ネパール、スリランカ、カザフスタン、キルギス
- 中東(3):トルコ、エジプト、UAE
- ヨーロッパ(20):イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイス、イタリア、バチカン、オーストリア、チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、スロベニア、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア
- 北中米(5):アメリカ、カナダ、メキシコ、キューバ、グアテマラ
- オセアニア(1):オーストラリア
旅は南国が中心でした。ヨーロッパや北米も回りましたが、バックパッカーとして長く過ごしたのはアジアと中南米です。なので、おすすめもこの2つの地域が中心になっています。
レベル分けの基準
レベルは、実際に訪れた肌感覚で、次の3つを基準に分けました。
- 治安の良さ
- 日本からの行きやすさ(直行便があるか、何時間かかるか)
- 日本との文化・言語の違い
上級になるほど、ネットがつながらない、日本人が少ない、情報が少ない国になります。そのぶん冒険感は大きくなります。
いきなり上級の国に行くより、初心者の国で旅に慣れてから、少しずつレベルを上げていくのがおすすめです。
この記事の金額は、バックパッカーの旅を前提にしています。ドミトリー(相部屋)に泊まって、屋台や食堂でごはんを食べる暮らしです。個室のホテルに泊まってレストランで食べる旅なら、この2〜3倍はかかると考えてください。
初心者におすすめの国5選
治安が良く、日本から近く、観光客にも慣れている国です。初めての海外一人旅なら、まずここから選べば失敗しません。
台湾:近くて安全、夜市で安く食べられる
- 日本からの行きやすさ:◎ 直行便が多く、4時間ほど
- 僕が行った街:台北
- 1ヶ月の生活費の目安:約17万円
治安が良く、屋台や夜市なら安く食べられる。そして何より近い。数日の休みでも気軽に行けるので、初めての海外一人旅にいちばんおすすめの国です。親日的な人が多く、観光地では日本語が通じることもあります。夜市で安い屋台ごはんを食べ歩くのが楽しいです。
タイ:バックパッカーの聖地
- 日本からの行きやすさ:◎ 直行便が多い
- 僕が行った街:バンコク、パタヤ
- 1ヶ月の生活費の目安:約14万円
バックパッカーといえばタイ。首都バンコクのカオサン通りには、世界中からバックパッカーが集まります。世界遺産や高級ホテルもあれば、安宿や屋台ごはんもあるので、予算に合わせてどんな旅もできます。周りの国へ移動しやすく、東南アジアを回る拠点にもなります。
ベトナム:ごはんが美味しくて物価が安い
- 日本からの行きやすさ:◎ 直行便が多い
- 僕が行った街:ホーチミン
- 1ヶ月の生活費の目安:約10万円
タイと並んで、バックパッカー旅が楽しい国です。ごはんが美味しいうえに物価が安いので、食べることが好きな人には特におすすめです。
マレーシア:宗教と文化が混ざり合う国
- 日本からの行きやすさ:○ 直行便あり
- 僕が行った街:クアラルンプール
- 1ヶ月の生活費の目安:約14万円
仏教やイスラム教が混ざった、ほかのアジアとは少し違う雰囲気の国です。物価が安く、アクセスもしやすい国です。
フィリピン:英語が通じる
- 日本からの行きやすさ:◎ 直行便が多く、4〜5時間
- 僕が行った街:マニラ、セブ
- 1ヶ月の生活費の目安:約11万円
英語が通じるのが大きな安心材料です。都市ではありますが、ストリートの空気感があって、アジアらしい旅を味わえます。
中級者におすすめの国5選
初心者の国に慣れたら、次はこちら。観光地の派手さはないけれど、物価が安くてのんびりできる国が中心です。
ラオス:何もしない贅沢
- 日本からの行きやすさ:△ 乗り継ぎが基本。タイやベトナムから陸路でも行ける
- 僕が行った街:ルアンパバーン
- 1ヶ月の生活費の目安:約8万円
刺激が何もないので、ひたすらのんびりできる国です。安くて美味しいごはんと穏やかな人に囲まれて、本を読んだり、ぼーっとしたりして過ごすのが最高です。
カンボジア:アンコールワットと安宿
- 日本からの行きやすさ:○ 直行便あり
- 僕が行った街:シェムリアップ
- 1ヶ月の生活費の目安:約8万円
アンコールワットを中心に回る国です。派手さはありませんが、物価が安く、安宿でのんびり過ごせます。
インドネシア:リゾートでゴロゴロ
- 日本からの行きやすさ:○ バリ島へ直行便あり
- 僕が行った街:バリ島
- 1ヶ月の生活費の目安:約14万円
バリ島などで、リゾート気分を味わいながらゴロゴロできる国です。安い宿やレストランも多く、世界中からサーファーやノマドワーカーが集まっています。旅をしながら働きたい人にもおすすめです。
メキシコ:遠いけど常夏で楽しい
- 日本からの行きやすさ:○ 直行便あり(約13時間)
- 僕が行った街:カンクン、プエルトバジャルタ
- 1ヶ月の生活費の目安:約16万円
日本からは遠いですが、比較的物価が安く、常夏で楽しい国です。危ないと言われる場所に行かなければ、観光都市は過ごしやすいです。カンクンやプエルトバジャルタのビーチリゾートは必見。タコスにハマります。
ネパール:ヒマラヤのふもとでのんびり
- 日本からの行きやすさ:△ 乗り継ぎが基本
- 僕が行った街:カトマンズ
- 1ヶ月の生活費の目安:約6万円
ヒマラヤ山脈のふもとで、のんびりと過ごせる国です。物価も安く、長く滞在しても出費が膨らみません。
上級者におすすめの国5選
ネットがつながりにくい、日本人が少ない、情報が少ない。不便さも含めて楽しめる人向けの国です。
インド:刺激だらけ。それでもまた行きたくなる
- 日本からの行きやすさ:○ 直行便あり
- 僕が行った街:デリー、バンガロール
- 1ヶ月の生活費の目安:約7万円
バックパッカーにとっては刺激がたくさんある国です。僕も、病気になったり、灼熱なのにエアコンの壊れたハズレの宿に当たったり、詐欺にあったりしました。それでも、どうしてもまた行きたくなってしまう。価値観がひっくり返る体験をしたいならインドです。
スリランカ:冒険感のある秘境
- 日本からの行きやすさ:△ 便は少なめ
- 僕が行った街:コロンボ、キャンディ(通過)
- 1ヶ月の生活費の目安:約12万円
秘境のような国です。10年ほど前に行ったときは、Wi-Fiもほとんどつながりませんでした。そのぶん冒険感がありました。世界遺産のシーギリヤ・ロックは必見です。
キューバ:資本主義ではない国を体感する
- 日本からの行きやすさ:△ 乗り継ぎが基本
- 僕が行った街:ハバナ
- 1ヶ月の生活費の目安:約12万円
社会主義で、ラテンな国。10年ほど前はWi-Fiもつながりませんでした。資本主義ではない国がどんな国なのかを体感できるのが一番の魅力です。みんな仕事に追われておらず、のんびり夕陽を眺めて、音楽を聴いて、踊っている。不思議な国です。
グアテマラ:留学の街アンティグア
- 日本からの行きやすさ:△ 乗り継ぎが基本
- 僕が行った街:アンティグア
- 1ヶ月の生活費の目安:約11万円
僕はスペイン語留学で訪れました。アンティグアは留学の街であり、世界遺産の街です。小さな街に何でもコンパクトにまとまっていて、長く過ごしやすいです。
エジプト:日本人が少なく異国感たっぷり
- 日本からの行きやすさ:○ 直行便あり
- 僕が行った街:カイロ、ギザ
- 1ヶ月の生活費の目安:約6万円
物価が安いうえに、日本人が多くないので異国感があって楽しい国です。
15カ国の1ヶ月の生活費一覧
ドミトリーに泊まって、屋台や食堂で食べるバックパッカーの暮らしで、1ヶ月にかかる生活費の目安です。国をまたぐ移動費やビザ代は含みません。
| 国(都市) | 1ヶ月の生活費の目安 |
|---|---|
| 台湾(台北) | 約17万円 |
| タイ(バンコク) | 約14万円 |
| ベトナム(ホーチミン) | 約10万円 |
| マレーシア(クアラルンプール) | 約14万円 |
| フィリピン(マニラ) | 約11万円 |
| ラオス(ルアンパバーン) | 約8万円※ |
| カンボジア(シェムリアップ) | 約8万円※ |
| インドネシア(バリ島(ウブド)) | 約14万円※ |
| メキシコ(カンクン) | 約16万円 |
| ネパール(カトマンズ) | 約6万円 |
| インド(デリー) | 約7万円 |
| スリランカ(コロンボ) | 約12万円 |
| キューバ(ハバナ) | 約12万円※ |
| グアテマラ(アンティグア) | 約11万円※ |
| エジプト(カイロ) | 約6万円 |
数字は、世界のノマドワーカーが生活費を投稿しているサイト「Nomad List」の2026年9月時点のデータです。現地の人の生活費をもとに、1ドル=約159円で計算しました。
※印の国は、Nomad Listの数字が実際に旅した感覚とずれていたので、物価指数(Numbeo)とも見比べて調整しています。
- ルアンパバーン・シェムリアップ:どちらも同じくらい。安宿と食堂なら月8万円ほど
- バリ島:国内では物価が高い島。バックパッカー生活ならバンコクと同じくらい
- キューバ:旅行者向けと現地の人向けで価格が大きく違う国。旅行者は民泊(カサ・パルティクラル)に泊まるので、現地の人の生活費よりかなり高くなる
- グアテマラ:中米では物価が高めで、アンティグアは観光地なのでさらに高い

レベル別の回り方
- 1回目の旅:初心者の国を1〜2カ国。台湾やタイで旅に慣れる
- 2回目以降:東南アジアを陸路でつなぐ。タイ → ラオス → ベトナム → カンボジアは定番のルート
- 長旅・世界一周:アジアで慣れてから、インド、中東、中南米へ

世界一周のルートの組み方は、こちらにまとめています。
どの国でも気をつけること
- 話しかけてくる知らない人を信用しない:日本人はどの国でも狙われます
- 外務省の「海外安全ホームページ」を出発前に見る
- その国のタブー(宗教や服装のルール)を調べておく
- 暗い道、人通りのない道を歩かない
- 上級の国は、ネットがない前提で準備する:オフラインで使える地図アプリを入れておく
よくある質問
Q. 初めての海外一人旅はどこがいい?
台湾です。近くて、治安が良く、物価も安い。数日の休みでも行けます。
Q. バックパッカーの聖地はどこ?
タイのバンコクにあるカオサン通りです。世界中のバックパッカーが集まり、安宿や屋台が並んでいます。
Q. 1ヶ月いくらあれば旅できる?
ドミトリーと屋台で暮らすなら、東南アジアや中南米で月8〜16万円くらいです(国ごとの金額は上の表を見てください)。これに国をまたぐ移動費やビザ代がかかります。お金の話はこちらに詳しく書きました。
Q. 荷物はどれくらい持っていけばいい?
機内に持ち込めるリュック1つにまとめるのがおすすめです。
まとめ:初心者の国から少しずつレベルを上げよう
- 初心者:台湾・タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン
- 中級者:ラオス・カンボジア・インドネシア・メキシコ・ネパール
- 上級者:インド・スリランカ・キューバ・グアテマラ・エジプト
まずは初心者の国で旅に慣れて、少しずつ冒険の度合いを上げていきましょう。









