最近SNSで「@海外ノマド」なんて付いているアカウントをたくさん見かけるようになりました。
ってか僕もそんな海外ノマドワーカーの1人で、現にちょっと前までSNSには「@海外ノマド」をキラキラさせてた感じです。
なんなら「海外ノマド」の広まりに、それなりに貢献したんじゃねぇかとかも思ってます。
…が、僕自身は思うところあって、海外ノマドを辞めることにしました。
2年半・35か国を旅しながら働いてきたんですけど、なんか違うなって思ったんで。
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僕の経歴と海外ノマド生活について
自己紹介が遅れましたが、僕はテツヤマモト(@okapo192)と申します。
まずは簡単に、僕の経歴や海外ノマド生活について整理しておきます。
2016年:フリーランスになって、国内ノマドワーク

僕自身は93年生まれの25歳で、大卒後は出版社に就職して観光雑誌つくってました。
でもその会社を5ヶ月で辞めちゃって、フリーライターとして独立します。
最初は北海道を拠点に、自治体の移住促進支援とかしてたんですけど、徐々に海外に軸足を移していった形です。
2017年:海外ノマド(という名の貧乏バックパッカー生活)開始

フリーになって暇になったので、2017年は貧乏バックパッカーを始めました。
当時はアフィリエイトやライターを並行してやってたんですけど、意外と海外でも仕事ができる事に気付きましたね…。
この頃から一応、海外ノマドワーカーやってた感じです。
ただこの時期は、仕事は食える程度にやりつつ、旅人を本職状態に観光を楽しんでた形ですな。
▼2017年の海外ノマドノマドライフは、たぶんこの記事にまとまってます。
2018年:海外ノマドしつつ、好き放題やりました

生活に困らない程度の収入は安定してきたんで、2018年はとにかく好きなことやってました。
プログラミングを勉強してWEB制作してみたり、グアテマラに3ヶ月留学してみたり、流れで世界一周もした感じです。
移動頻度も1ヶ月ごとにして、コワーキング借りたり、部屋借りたり、海外ノマド生活にも慣れました。
あと、海外ノマドが世の中に浸透してきたのか、僕のTwitterフォロワーも1万人超えたりしましたね。
▼2018年の海外ノマドライフは、たぶんこの記事にまとまってます。
2019年:海外ノマド飽きる→WEBマーケターとして就職
旅を純粋に楽しむ2017年、ノマドで好き放題した2018年を経て、2019年は海外ノマドに飽きました。
以前から「効率悪い・疲れる・寂しい」とか海外ノマドのデメリットには気付いてたけど、楽しさや好奇心が勝ってました。
ただ、2019年に入ってからは、やりたいことも全部やったし、旅が非日常から日常になっちゃったし、なんかつまんなくなりましたね…。
…で、いろんな選択肢を考えつつ、結果的に海外ノマドを辞めることにしました。
フリーランスやっても良かったんですけど、企業で勤める選択肢を取って、現在は旅行系IT企業で仕事してます。
なぜ海外ノマドを辞めたか
結局なぜ海外ノマドを辞めたのか一言でいうと、「目標を見失ったから」です。
フリーランスから就職した理由をめちゃ聞かれるんですけど、次の目標が見えなかったからです。ずっと「旅しながら働くこと」が目標だったんで、それあっさり達成してから、やる気が激落ちくんでした。ようやく「国際的なチームで活躍する」って目標が見えたんで、今は英語オンリー企業で揉まれてます。
— テツヤマモト✈️WEBマーケター (@okapo192)
僕は学生時代から、漠然と「旅しながら働くこと」が目標でした。
その辺は学生時代に日本を巡るサークルに入っていたり、コミュニティデザイナーの山崎亮さんの情熱大陸で感銘を受けたからかなと。
でも、海外ノマド生活の目標が2017年にあっさり達成してからは、モチベーションが消えました。
海外ノマドワーカーにも純粋に売上を伸ばすことや、旅や趣味の継続に燃えてる人はいますけど、僕は無理でしたね…。
何かを変えないと、自分はこのままダラダラと過ごしちゃうな〜という危機感を感じてました。
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海外ノマドに未来はない
海外ノマドは、ライフスタイルの1つでしかないんで、ゴールに設定するものじゃないんですよね…。次がないので。
なんか都合よく生きてるだけな気がして、自分が嫌になってきました。
ぶっちゃけ、2年ほど海外ノマドしてみて、この生活に未来は感じてないです。
その理由は、旅人として観光ビザで海外に居座ること、現地の人とほぼ仕事で関わらないこと、別に現地に貢献してるわけじゃないことです。
ようは「都合の良い生き方」であって、そこに微妙に違和感があるんですよね🤔
— テツヤマモト✈️WEBマーケター (@okapo192)
それでも「海外ノマド」が憧れの対象である限り、僕にメリットはありました。
でも、ここまでたくさんの人が海外ノマドを名乗り始めてからは、「別にイケてねぇな」とわりと確信しちゃいましたね。
ただPCを持ち歩いてるバックパッカーじゃんこれ、みたいなね。
僕が「イケてるな」と感じるのは、専門分野を活かして国際的に活躍してる人です。
旅人感覚で滞在しつつつ、現地の人と関わらずに、自分の仕事をしこしこしてる人じゃなかったんだよなぁと。
これからのこと
前述の通り、僕は海外ノマドを辞めて、2019年6月からWEBマーケターとして都内のIT企業で働き始めてます。
フリーランス続けても「国際的に活躍してる人」になれるイメージが持てなかったんで、思い切って就職しました。
就職先は旅行×ITの分野で、業務の大半英語だったりするので、自分が目指す方向に近付けるんじゃないかと。
ここまで読んでくれた方の中にも、海外ノマド生活に憧れてたり、現在進行でやってる人もいるかもしれません。
今回、僕が記事を通して問いたいのは、
- 海外ノマドを続ける自分に未来感じます?
- 海外ノマドをゴールにしてません?
ってことなんですけど、まぁそんなこと気にせず、一度やってみたら良いんじゃないですかね。
今は海外ノマド経験者や情報発信してる人も多くて、再現性が限りなく高いんで。
ただ、僕はもうお腹いっぱいです。
▼海外ノマド生活の遺産