やっほう!海外ノマドワーカーのテツヤマモト(@okapo192)です。
今回は新しい働き方「海外ノマド」について掘り下げます。
この辺のモヤモヤを解消していきます。
海外で自由に働くことは、お金がある人や専門スキルを持った人など、選ばれし者かできない働き方だと長らく思われてきました。
しかし、現在はそんなことありません。
海外ノマドは、現代の若者が「合理的に」生き残っていくための1つの手段になりつつあるんです。
僕は2017年から海外ノマドを始めて、現在でもそのライフスタイルを継続しています。
仕事としては、ライティングやWEB制作・ブログ運営等で生計を立てながら、世界各国を巡ってきました。
今回は実体験を交えながら、海外ノマドの働き方・生き方について掘り下げます。
海外ノマドは決して一昔前の夢のような働き方ではありません。
人生の選択肢として、海外に出ること、海外でフリーランスとして働く選択肢を提供できれば嬉しいです。
海外ノマドとは?
海外ノマドとは、簡単にいえば、海外を拠点に活動するノマドワーカーを指しています。
ここでいう「ノマド」は英語の遊牧民を意味するnomadが語源です。
定住地を持たず、季節や環境に合わせて、旅をするように生活する働き手がノマドワーカーですね。
日本では、カフェでPC広げてる人だとか、好きな場所で働ける人をノマドワーカーと意味する傾向があります。
…が、個人的には「定住地を持たない」ことが、ノマドワーカー特有の働き方と考えています。
仕事面でも生活面でも、定住地がある・ないでは、ライフスタイルが全く違ってくるからです。
海外ノマドワーカーの仕事は?収入は?
海外ノマドは、基本的にPCやスマホだけで完結できる仕事を行なっています。
職種はエンジニア、ブロガー、アフィリエイター、デザイナー、イラストレーター、翻訳家、トレーダー…などなど、様々です。
僕の周りには、主にWEB系フリーランスとして活動している人が多いイメージですね。
この記事を書いている僕自身は、ブロガー、ライター、エンジニアの仕事を組み合わせて仕事をしています。
収入はだいたい月20〜30万円の間をうろうろしている感じですね…(もっと稼ぎたいぞー)。
中には、年収1000万円を余裕で越すような海外ノマドワーカーもゴロゴロいるのも事実です。
もはや日本にいるかいないか、定住しているかしていないかは、全く収入に直結しないんですね。
▼海外ノマドワーカーのマナブさん(@manabubannai)なんかは、いつもクールに7桁を達成していますね…。
今月の売上は、アフィリで7桁・有料Noteで6桁後半・コンサルで6桁後半という感じ。
しかし、引きこもりで生活費は5万円くらいなので、駆け出しブロガーの方や駆け出しプログラマーの方にスポンサーとしてお金を使いたいな。DMやリプライ頂けたら、検討するので、お気軽にご連絡くださいませm(_ _)m— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年4月29日
▼海外ノマドワーカーになれる仕事については、動画でも解説しています!
海外ノマドはお金が必要?
前項で、僕の月収が20〜30万って話に触れたのですが、
なんて思った人がいるかもしれません。
結論、できます。
むしろ、物価の安い国を生活拠点に選ぶことで、日本と同じ収入でも、生活水準は少し上げられるくらいです。
▼メキシコの人気リゾート「カンクン」では、Airbnbを通せば、月26,000円(光熱費WIFI込)でプール付きのアパートを借りられます。
メキシコ・カンクンの家探し。Airbnbのコスパに衝撃を受けてます。
プールにお庭付きの個室アパートが月26000円ほど。もちろん光熱費WIFI込みで、少し歩くとカリブ海。観光地なので、治安良好です。
ハネムーンに人気の世界的リゾートも、実は日本以上に豊かに暮らせる可能性に溢れているのでは?😌 pic.twitter.com/bClz6kZCyC
— テツヤマモト🇬🇹グアテマラ (@okapo192)
僕はこれまで35か国を巡ってノマド生活をしてるんですけど、日本以上に生活費がかかる国はそうそうありません。
東南アジアや東欧・メキシコなんかの物価の安い国では、同じ収入でも日本以上に豊かに暮らせますよ。
タイを拠点に活動するShoheiさんの記事:タイ・バンコクでの生活費は1ヶ月5万円で十分ってホント?
中には、海外ノマドワーカーのkumiさん(@kum_i) のように、生活費5万円以下の低予算で過ごす人もいるくらいです。
日本の給料に対する物価水準は、世界的に見ても高く、若者にはとても厳しい水準にあります。
海外ノマドは、リモートで働けるようになった現代における、経済的に合理的なライフスタイルなんですね。
海外ノマドワーカーになるには?
海外ノマドをするためには、リモート作業ができる職種で、フリーランスとして独立するのが必須です。
最も多いパターンでいうと、このようなキャリア踏むのが無難でしょうか。
- ⓪海外ノマドワーカーとつながって情報収集
- ①国内でフリーランスとしての経験・地盤をつくる(スクールで学ぶ、独学、営業など)
- ②海外旅行をしながら、仕事・生活できるか確認してみる
- ③本格的に拠点を海外に移してみる
個人的には、⓪のノマドワーカーとのつながりさえあれば、①②をショートカットできる可能性もあると思います。
彼らがどうやって収入を上げて、どんな生活をしているのか、生の声を体感するのは何より重要です。
ちなみに、何からやればいいか困っているなら、まずは日本人ノマドが集まるバンコクのコワーキング「isara」を訪ねるのがオススメですよ。
オーナーのユーキさん(@yukithaihalf )に連絡すれば、快く対応してくれるはずですよ!(なんなら僕から紹介しますよー)
こちらに熟練の海外ノマドワーカーが集まっているので、欲しい情報はなんでも集まります。
(事例) 僕が海外ノマドワーカーになるまで
ちなみに僕は2016年に会社を辞めた後、学生時代から行っていたブログと、前職(出版社ライター)の経験を生かして、フリーランス活動を始めました。
はじめは国内でクライアントやらブログアクセスやらの収入基盤を作りまして、余裕が出てきたところで、旅行と仕事を兼ねて海外に足を伸ばした感じです。
海外で暮らせること、仕事ができることを確認したのち、2017年からは本格的に拠点を海外に移して現在に至ります。
生活費が抑えられていることもあり、ここまで大きな失敗もなく、なんとか細々と生活できていますね…。
海外ノマドは大変?
海外ノマドは、ズバリ大変です。
ご飯は何を食べても衛生的、日本語は通じるし、WiFiは爆速…。
住み慣れた日本から離れて、海外で生活をして、さらには仕事もするのは、決してラクではありません。
しかし、日本の住環境だって、100点ではないですよね。
夏は猛暑に襲われ、冬は大雪に悩み、年中満員電車に詰め込まれ、地震や台風も襲いかかってきます。
また、少子高齢化で若者の負担が高まる上に、数の問題でも、若者の立場はとても弱くなる一方です。泣ける。
この辺りを総合的に考えつつ、海外生活が選択肢に入るのは、ある意味で自然にも思えせんか?
日本にも海外にも不便なところはありません。完璧なんてありません。
とはいえ、よりマシな環境を求めて、移動を続けるノマドワーカーの働き方も悪くないですよ。
海外ノマドQ&A (仕事場、税金、確定申告…etc)
海外ノマドの働き方が気になっているなら、気になることが多々あるかと思います。
思いつく限りこちらで共有しますので、参考にしていただけると嬉しいです。
***他にも気になることがありましたら、テツヤマモト(@okapo192)までご連絡もらえれば対応できますよ!
住所って抜いてるの?
長期的に海外ノマドを実践する人は、日本の住所を抜いて、非居住者になっている人が多いです。
この場合、年金・国保・住民税等の支払い義務がなくなりまして、年間数十万〜数百万の節税が見込めます。
国保は適用外になりますが、クレカの付帯保険でやり過ごしてます。
所得税とか確定申告ってどうなるの?
居住者であれば、通常通り確定申告の上、所得税を収める必要があります。
非居住者の場合は、日本に所得源泉がある場合、海外で働いていても所得税を収める必要がありますね。
この辺りはグレーゾーンなんですが、国税庁と揉めないようにだけ気をつけましょう。
ビザはどうしてるの?
海外ノマドワーカーは、各国の観光ビザ、ないし無査証滞在の範囲内で現地に滞在しています。
現地で日本から受けた仕事を行う場合は、基本的に就労ビザ等の取得は必要ありません。
英語力は必要?
海外で生活するので、最低限の英語力はあるに越したことはないです。
とはいえ、仕事のクライアントは日本企業がほとんどでしょうし、生活する上で英語を使うことなんてあまりないです。
翻訳や通訳を仕事にするような場合を覗いて、語学力は必ずしも必要ではありません。
どこの国がおすすめ?
自分が巡ってきた中でオススメの国は、台湾・タイ・インドネシア・韓国・メキシコですね。
物価が安く、コワーキングや格安アパート・ホステルなど、仕事・生活環境も充実しています。
▼僕がここまで巡ってきた国です。35か国巡ってます。
逆にヨーロッパや北米なんかは時差が大きい上に、物価が高いので豊かに生活するのが少し大変です。
また、多くの発展途上国は、WiFiが遅くて、仕事どころじゃないので注意しましょう。
この辺りは、世界各国のノマドワーカーが集まるSNS「nomadlist」に登録するのもオススメです。
仕事場所はどこで仕事をする?
ノマドワーカーはカフェ、コワーキング、ゲストハウス等で作業をしています。
とはいえ、PCさえ開ければ、仕事ができる場合がほとんどなので、他にも作業場所は無限にありますね。
個人的には、時間を気にせず長居できるコワーキングスペースが一押しです。
韓国・ソウル:【利用料無料】ソウル・シンチョンのコワーキング「Rehobth」に行ってきた!
台湾・台北:【2018年版】台北のコワーキングを5箇所巡ったので、おすすめ順に紹介する【内観,料金あり】
インドネシア・バリ:バリ島中心部のコワーキング「Legian」を使い倒した感想をまとめる
海外ノマドやってる人って誰?
個人的にも親交がある方を中心に、海外ノマドワーカーを紹介します。
- Abroaderさん:「Abroader」運営。福岡を拠点に置きながらも、月数回海外に飛び出す起業家
- マナブさん:「manablog」運営。バンコクを中心に、世界各国で活動している。えげつない稼いでる
- ゆきひろさん:「トレトラ」運営。FXトレードやWEB事業を行いつつ、世界各国を旅している
- 女忍者さん:「女忍者の世界一周」運営。世界70カ国以上を忍者コスプレで旅するすごい人
- kumiさん:「Kumi-Log」運営。東南アジアを中心に、低予算で旅するプロフェッショナル
みなさんそれぞれのスタイルで海外飛び回っていて面白いですよ。
2019年追記:海外ノマド辞めました
ぶっちゃけ、2年ほど海外ノマドしてみて、この生活に未来は感じてないです。
その理由は、旅人として観光ビザで海外に居座ること、現地の人とほぼ仕事で関わらないこと、別に現地に貢献してるわけじゃないことです。
ようは「都合の良い生き方」であって、そこに微妙に違和感があるんですよね🤔
— テツヤマモト (@okapo192) February 6, 2019
2年半くらい海外ノマド生活を続けてたんですけど、2019年に東京のITベンチャーに就職して、海外ノマド生活に区切りをつけました。
理由はいろいろあるんですけど、一言で言うなら、海外ノマドを続けて自分が成長できるビジョンが見えなかったからって感じです。
あとは「旅人の延長」ではなくて、しっかり仕事にコミットできる人間になりたいなと思った次第ですね。
▼この辺の理由は別の記事でも詳しく解説してます。
まとめ:海外ノマドは超合理的な生き方
海外ノマドはもはや一部の才能ある人だけに許された働き方ではありません。
日本人海外ノマドはどんどん増えていますし、僕自身、特別な経験なしに海外に出てなんとか生き残れてます。
もちろん楽な働き方じゃありません。
常に新しい環境に飛び込むのも、頻繁に移動を強いられるのも、お腹壊して下痢したりするのも(涙)、ストレスフルでしかないですね…。
それでも、世界を仕事場として働けるのは最高に楽しいです。
未知の環境を体感するのも、日本人以外のフリーランスに囲まれて働くのも、全てが刺激に溢れていて、常に成長を感じられます。
僕が見つけた経済的にも精神的にも、まさしく合理的な働き方がここにあります。
あなたが「海外ノマド」になるのも、不可能ではないですし、今興味を持ち始めたのも必然なのかもしれません。