大学生におすすめの面白い小説12選【想像力が磨かれる!】

やっほう!趣味はもっぱらカフェで読書のテツヤマモト(@okapo192)です。

今回は「大学生にオススメの小説」を共有します。

大学生のうちに読んでいくと、タメになる小説って何がありますか?
あまり難しいのは苦手だけど、サクッと読める面白い話ない?

この辺りに答えていきます!

 

学生時代、身の回りの方に「本を読みなさい!」と言われる機会はとても多いですよね。

しかし、この時の「本」は、ほとんどがビジネス書について言っています。

もちろんビジネス書や自己啓発書の類を読むことも、将来の役に立つことは多いでしょう…。

 

けれど、ビジネス書だけでなく、小説こそ学生時代にたくさん読んでおくといいです。

社会人になってから必要になるのはビジネススキルだけではありません。

むしろ相手の気持ちを推し量ったり、相手の立場を理解することこそ重要になります。

この辺りは、小説を読むことで磨かれる、想像力や共感力が大いに活かされるんです。

 

今回紹介する小説は、僕が学生時代に読んで、今でも印象に残っている小説ばかりです。

気に入ったら物があったら、ぜひ手に取ってもらえると嬉しいです。

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1.就活前に「何者」

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

桐島、部活やめるってよ 」でお馴染みの朝井リョウさんの作品。就活生が主人公です。

就活中に「個性」に悩む大学生。意識高い大学生。就活だりーとか言いだす大学生。

誰もが登場人物に感情移入しつつ、学生の心理を体験できる小説です。

2.旅好き必読「旅のラゴス」

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

主人公のラゴスが旅をする…だけのお話です。

旅の最中で奴隷になったり、王様になったり、家に帰ったり、また旅に出たりします。

ストーリーに「落ち」がなくて、淡々と物語が語られていく…。

なぜ人が旅をするのか…。理由の見つからないその答えを直感的に理解できる小説です。

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3.これぞ仕事人「舟を編む」

玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説

出版社の「辞書を作る部署」を描いた作品。宮崎あおいちゃんで映画化もされました。

大学生って「仕事したくないなー」って少なからず思っているはず。

しかし、この1冊はそんなあなたの考えを覆してくれます。

仕事に情熱をかける人の美しさを体感できる小説です。

4.田舎の良さ「神去なあなあ日常」

高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。

染谷くん、長澤まさみさんらで映画化された「三浦しをん」さんの作品。

主人公は高卒で、林業勤めすることになった青年。

「舟を編む」同様、光が当たらない林業という仕事の魅力、田舎暮らしの魅力を感じられる作品です。

都市に住んでいるとあまり体感できない、田舎の人の暖かさに触れられます。

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5.切なすぎるSF「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて──。

「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」

奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

パラレルワールドな恋愛小説。物語の疑問が解けた時、切なくてボロボロ泣きました。

恋愛小説が大好きなんですけど、一番涙を流したのはこれです…。

1回読んだら、2周目を絶対読んだ方がいいです。

ファンタジー作品ですが、こんな世界があったら…と想像力が広がります。

6.理想と現実「火花」

笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説

売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。

ピース又吉さんのデビュー作品。お笑い芸人が主人公。

又吉さんにしか描けない世界観と、虚しさを感じます。

笑いに情熱を燃やす人、簡単には世間に受け入れられない現実の葛藤を理解できます。

芸人の世界とは関係のない、人にも共感できるポイントがいくつもありますね。

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7.地方逆転「限界集落株式会社」

起業のためにIT企業を辞職した多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落だった。集落の消滅を憂う老人達、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者。かつての負け組が立ち上がる!過疎・高齢化・雇用問題・食糧自給率、日本に山積する社会不安を一掃する逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント。

田舎を訪れたひとりのエリートが、小さな村を再生させていくお話。

経営的な視点で読んでも勉強になりますし、田舎からさまざまな逆境を乗り越え、ムーブメントを起こすようすが痛快です。

厳しい状況でも、一人の情熱が人を巻き込んで町を変えていくストーリーの心を動かされます。

8.泥臭く泥臭く「営業零課接待班」

苦手な営業に異動となり、ついにリストラ勧告まで受けたマジオこと真島等は、接待専門の「営業零課」で再起を図ることに。落ちこぼれ社会人のマジオと仲間たちは修羅場を乗り越え、年間売上50億という無謀な目標を達成できるのか!?涙も笑いも挫折も成功も、「働くこと」のすべてが詰まった感動の営業小説。

とても人見知りな主人公が、苦手な「営業」課に配属されて奮闘するお話。

仲間と協力しながら、自分のできることを少しずつ…。

不器用でも仕事に前向きに取り組んでいく姿勢を学べる小説です。

9.必ず2度読みたくなる!「イニシエーション・ラブ」

 僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて……。
「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー

普通の恋愛小説…かと思いきや、最後の最後でどんでん返しが訪れる小説。

僕はこの本を読んで、女心の怖さを学んだような気がします。

イニシエーション・ラブをきっかけに乾くるみさんの本は読み尽くしました。

10.笑える自己啓発「夢を叶えるゾウ」

「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。

大好きな作家、水野敬也さんの本。

自己啓発本でもありますが、笑いあり、感動ありのとっても読みやすい小説です。

水野敬屋さんのアドバイスは超具体的でわかりやすいです。

「靴をみがく」「募金する」とか。だからこそ、誰でも小さな成功への一歩を踏み出せます。

11.人の温かさ「夏美のホタル」

 写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。

好きな作家は誰?と聞かれたとき、僕は「森沢明夫」と答えています。

どこでにもあるようなストーリーですが、後半は人の温かさに触れて、涙が止まらなくなります。

森沢明夫さんの小説は情景が浮かびやすく、すらすらと読めてしまうのが特徴。

人間の優しさに触れて、自分も身の周りの人を大切にしたくなる作品です。

12.ピュアな恋愛「キラキラ眼鏡」

立花明海は、西船橋の古書店で普段は読まない自己啓発系の本を買う。すると、中に元の持ち主の名刺が栞代わりに挟んであり、気になった明海は意を決して名刺の「大滝あかね」に連絡をとる。会うと、あかねは明るい年上の女性で、日常の物事を幸福感たっぷりに捉えている“幸せの天才”だった。だが…あかねには恋人がいた。彼は病に伏し、余命宣告を受けているという―。

「夏美のホタル」同様、泣きすぎて文字が読めなくなった森沢明夫さんの作品。

二股や病気が絡んだ恋愛小説ではありつつも、ドロドロとした駆け引きはありません。

むしろ、人間の愛情を存分に感じることができます。

後半にかけて感動的シーンが怒涛のように押しかけてきて、泣きまくりです。

まとめ

小説を読むことは、あなたの共感力と想像力を深めることです。

様々な人の人生・視点を覗き見して、感情豊かに人間に成長したいものですね…。

 

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