今回はWEBマーケターなら知っておくべき、必須SEOツールの「SEO PowerSuite」について紹介します。
国内のSEOツールと言えば、国内ではahrefsだったり、ミエルカだったり、有名なツールがいくつかありますね。
SEO PowerSuiteは、日本では少しマイナーですが、それでも海外ではお馴染みのツールに違いないです。
最近では日本語対応も進んできて、どんどん使いやすくなってきているので、どんなツールなのか?導入しようか?と迷ってる人は参考にしてみてください。
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SEO PowerSuiteとは?

SEO PowerSuiteは、ベラルーシに拠点を置くITソフトウェア企業、および彼らが開発するソフトウェアブランドの名前です。
現在、SEO PowerSuiteというブランドの元に、4つのSEOソフトウェアの開発・運営を行なっています。
中でも代表ツールの「Rank Tracker」は、日本でも聞いたことがある、もしくは使ったことがある人が多いのではないでしょうか?
では、SEO PowerSuiteは、それぞれどんなソフトウェアで構成されているのか、詳しくみていきましょう。
①Rank Tracker:キーワード&順位チェックツール

Rank Trackerはその名の通り、検索エンジンでのキーワードごとの順位チェックができるツールです。
できることは以下の通り。
- キーワードの検索順位を検索できる
- 競合の検索順位もチェックできる
- 競合がランクインしてるけど、自分がランクインしてないキーワードを探せる
- 競合のアクセスを集めている記事・コンテンツを抽出できる
個人で小規模なサイト運営をしている人であれば、Rank Trackerの機能が使えれば十分。ただこれだけは必ず導入しておいた方がいいです。
1番使う機能は、自分が狙っているキーワードを設定しておいて、順位を毎日チェックすること。
プラスして、競合の順位もチェックしていたり、競合がトラフィックを集めている記事とか、競合が狙ってるキーワードを取りに行きます。

最近では、競合のトップページを抽出する「Top Pages」機能も追加されて、かなり強力なSEOツールへと進化を遂げています。
これさえあれば、競合の人気記事から重要キーワードまで、サイト運営の裏側を丸裸にすることができますよ!
▼Rank Trackerの詳しい使い方は、別記事で詳しく解説しています!
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②SEO Spyglass:被リンク分析ツール

SEO SpyGlassは一言で言うならば、自サイト・競合サイトの「被リンク調査ツール」になります。
RankTrackerに次いで、SEO PowerSuiteのソフトウェアでは2番目に使われていて、こちらもサイト運営者としては欲しいツールです。
できることはこの辺り。
- 自サイト・競合サイトの被リンクを抽出できる
- 各被リンクの重要度を分析できる
- 被リンクに使われたページ、アンカーテキストがわかる
- △日本語対応ができていない
Rank Trackerと違って、日本語対応がないのが難点ですが、自サイト・競合サイトの被リンクをかなり事細かに分析していくことができます。

自サイトが持っている被リンクがを抽出、さらにはドメイン・ページの強さも丸わかりなので、大切にすべきリンクも丸わかりです。
このツールがあれば、被リンクの分析・対策に十分役立てられることでしょう。
③Link Assistant:営業の効率化ツール

Link Assistantは一言で言うなら、提携パートナーを探して、効率的に営業活動を進めていけるツールです。
個人ブロガーやアフィリエイターであればほぼ必要はありませんが、中小企業のITソフトウェアベンダーなんか使うといいかもしれません。
できることはこの辺り。
- 検索キーワードに関連するWEBサイト・Eメールアドレスを抽出できる
- 抽出情報をもとに提携依頼メールを送信できる
- SEO SpyGlassと併用して、被リンクを管理できる
こちらも日本語対応ができていないんですが、営業活動を自動化して効率よく提携を進めていくことができます。

例えば、自社商品に言及してくれているブロガー・アフィリエイターを探して、パートナー提携を効率的に進めたい…なんてときにもってこいですね。
営業リストの作成から、メールの送信、被リンクの管理までを自動かできるので、手作業でやっていた業務を大幅に削減できるのではないでしょうか?
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④Site Auditor:コンテンツ分析ツール

Site Auditorは一言で言うなら、コンテンツ(記事, ページ)のSEOに対する問題分析・提案ツールです。
かなり細かい点まで洗い出してくれるので、1つ1つのコンテンツを細かくブラッシュアップしていく際に、一役買ってくれるツールになります。
できることはこの辺り。
- WEBサイトのSEO上の問題点(title, description, ogpタグの有無など)の判定
- ページに含まれる内部・外部リンク数の抽出
- タイトル・抜粋・記事コンテンツの文字数の抽出
- 画像枚数・altの入ってない画像数等の抽出
- リンク切れページの発見
- WEBサイト構成を可視化する
基本事項とはなるものの、WEBサイト全体・コンテンツ単体の健康具合を測る上では、非常に役立つツールになります。


タイトルタグにキーワードが入っていない!とか、抜粋が設定されていない!とか、リンク切れのaタグがあるよ!とか…。
SEOの基本事項ではあるものの、サイトが大規模になるとどうしても見逃してしまうもの。これらを一括でチェックできるので、痒いところに手が届くありがたいツールですね!
結局どのツールがあると良いの?
さて、SEO PowerSuiteは4つのSEOツールで構成されていることを紹介してきました。
では、結局どのツールが自分に必要なのか?という話なのですが、ざっくり言うとこんな感じかなと。
- 初心者、趣味・副業でのサイト運営者:Rank Trackerのみで十分
- 中級〜上級者、専業でのサイト運営者:Rank TrackerとSEO SpyGlassは欲しい。Site Auditorはあると便利
- 中小企業等のパートナー提携担当:4ツール全て活用のチャンスあり
こんな感じかなと思います。
個人的には、Rank TrackerとSEO SpyGlassはけっこう使い所がありますし、継続して使いたい印象があります。
Site Auditorは短期間のライセンス使えれば十分、Link Assistantは個人事業では使う場面が正直ないですね。
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SEO PowerSuiteの料金について
SEO PowerSuiteの料金体系は以下の通りです。
プラン | Professional版(6ヶ月) | Enterprise版(6ヶ月) |
単品(1ツール) | 124.75ドル(約13,500円) | 299,75ドル(約32,000円) |
セット(4ツール) | 299ドル(約32,000円) | 699ドル(約75,500円) |
それぞれProfessional版とEnterprise版があるんですが、基本的にはProfessional版で十分です(大企業で使うとかならEnterprise版かな)。
3ツール以上使いたいならセット買いがお得ですけど、Rank TrackerとSpyGlassくらいがあればいいかなと思うので、単品で2つ買うのがオススメ。ですね。
単品のPro版であれば、1ヶ月あたり2,000円ちょっとで利用できるので、小規模サイトでもそこまで懐を痛めることはないのではないでしょうか。
Rank Trackerでは、初回以降の継続申し込みであれば、かなりお得な割引を受けることができます。

こちら一例ですが、僕の初めの6ヶ月ライセンスが切れる前に、メールで継続申し込みのオファーが届きました。
その際の継続割引を見てみると、1年間のライセンスが約80ドル(約8,700円)ほどで購入できるとのこと。
仕事道具はケチらない方がいい!

SEOで稼いでいきたいのであれば、SEOツールは仕事道具です。ケチるとこじゃありません。
SEO PowerSuiteは小規模な会社ですが、ahrefsなどの有名ツールと比べても、とてもリーズナブルな価格でハイクオリティなツールを提供してくれています(価格だけでいうと10倍くらいお得です)。
サイト運営で稼ぐにあたって、必要なツールはケチらず試してみた方がいいです。最初は少しマイナスになるかもですけど、結果は自ずとついてくるので。
最新情報はこちらの公式HPからチェック。日本語の販売パートナーのページはちょっと高いので、公式ページからの購入が良いですよ〜。
▼SEO PowerSuiteの代表ツール「Rank Tracker」の使い方を詳しく解説しています。