士別市朝日町に滞在中のテツヤマモトです。
昨日は、日曜日に町で唯一営業している「居酒Bar ABC」さんを訪ねました。
一杯飲んで鍋食べて、マスター夫婦とおしゃべり。とっても楽しいひと時です。
士別市朝日町「居酒Bar ABC」
僕が今住んでる朝日町には、居酒屋が2軒しかないんですよね。
日曜日にやっているお店は「ABC」さんだけです。
ご夫婦で営業しているお店で、メニューがものすごく豊富。宴会もよし、1人でしっぽり飲むのもよしなお店です。
僕の夢の1つに、行きつけのバーで「マスター、いつものやつ!」とか「マスター、あちらのお嬢さんに1杯!」ってセリフを言うってのがあります。
ABCさんはそのイメージにぴったりです。
なんなら「あちらのお嬢さんにいっぱい!」って早速やりたかったけど、この日は客が僕だけでした。


いやー自撮りをしても、すごく良い雰囲気がにじみ出てる。ビール飲むだけで「夢破れた若い青年」風になりますね。
こういうお店でチョロチョロ飲むのが理想でした。
もつ鍋がうまい!
本題に入る前に、もつ鍋がデリシャスだった件について書きます。
ABCさんは居酒屋であり、バーなんですけど、普通にご飯食べにいくのにも最適です。

もつ鍋は魚介のダシが良く効いていて、スープまで全部飲んじゃいました。
締めのラーメンも付いて(690円)です。ひとりで食べたらお腹いっぱいなボリューム。いやー最高です。
おしゃべりが一番楽しい!
さて、田舎の居酒屋の魅力は、なんといってもマスターとのおしゃべりです。
お鍋出してもらったあとは、マスター夫婦と3人でべしゃります。
この町では、20代はものすごく珍しいので興味を持ってくれます。
僕はブログを書いて生き延びてる話とかします。マスターは前十字靭帯損傷した話をしてくれました。
不治のケガでも、キングカズのマネをしてアイシングしたら治るらしいです。いつ前十字靭帯損傷するかわからないから、とっても有意義ですね!
そうこうしゃべくっていると、「道産の牛の肩ロース」と「よもぎ餅」がサービスで鍋に投入されました。。
こういうサプライズがあるのも田舎の居酒屋の良さですね。旨味がすごかったです。

マスターが語る、仲良し夫婦の秘訣
ここでやっと本題に入ります。
マスター夫婦って本当に仲が良いんですよ。
2人で店をやってるわけだから、24時間一緒にいるわけです。
それなのにケンカもほとんどしないし、休みの日は一緒に温泉いくらしいです。
僕が鍋食べてる横で、マスターの「スベらない話」が披露されていて、奥さん爆笑してました。
(写真はマスター夫婦。2人とも65歳とは思えない若々しさ。)
そうなると、「なんでそんなに仲良しなんですか?」って僕はきくじゃないですか。
そこで帰ってきたマスターの回答が深いなあって思いました。
いやーあのねぇ、
1日3回、お母さん笑わせるって決めてるんだよね。
って。
この心掛け、とっても素敵じゃないですか?
僕が鍋食べてるときも、本日何度目かの笑かしタイムだったのかな。
ここ最近で、一番奥さんのツボに入ったというお話をきくこともできました。
2人でお寿司屋さんにいったら、店員さんが風邪を引いてたそうで。
「店員さん、風邪を引いたときは股のとこ、ちゃんと舐めないとだめですよ…」
と話しかけて、一言アドバイスしたんですって。
「ほら、”風のまたしゃぶろう”でしょ?」
って。
どうやら店員さんにはハマらなかったらしいですけど、奥さんは爆笑だったそうです。
とまぁ下ネタの話はさておき、僕は感心しちゃって、「奥さんを笑わせようとする…って良いですね」と言ったんですよね。
そうしたら、
「いやいや、笑ってくれるお母さんが最高なだけよ。」
って返されて、「やだもう~」って奥さんが言ってました。
普通に、話聞いてる僕が照れました。
「何人と話せたか」が大事
田舎を滞在する中で、
「何カ所のスポットを回れたか」じゃなくて、「何人と話せたか」を大事にしたいと感じました。
田舎の魅力はスローな時間の流れの中で、気軽に人と関われること。
10月で士別を離れますけど、次の場所でもたくさんの人とお話したいな。