僕は仕事で英語が必要になってから、英語コーチングスクールを探してました。
かなり高い買い物になるので、慎重に各社の無料カウンセリングに出向いた上で、僕は最終的にプログリット(Progrit)を選択するに至ります。
そして3ヶ月の受講後に、英語スピーキング「VERSANT」のスコアを44→53点に9点アップ(語学留学9ヶ月分に相当)できました。
この記事では、僕がプログリットとストレイル(旧ザ・コンサルタント。以下、ストレイルで統一)のどちらを選ぶか悩んだ経験、実際に受講した体験をもとに書きます。
▼この記事で提供する情報
- プログリットとストレイルの違いや比較
- どっちが自分に向いているのか?の検討事項
- 実際に英語コーチングを受講した成果
▼この記事の情報源について
- プログリットとストレイルを比較、実際に受講した実体験
- 無料カウンセリング時、受講時の担当者への取材
- 僕のTwitterアカウント(フォロワー1.7万人くらい)でのアンケート
- 英語学習コミュニティ「EnglishChallenge」での口コミ
英語コーチングスクールは、実際に受講するとなれば、少なくとも数万円以上の買い物となります。
僕の実体験を元にしながら正確に情報提供していきますので、失敗しないよう、最後まで読み進んでいただけると幸いです。
僕がプログリットとストレイルを比較して感じたこと

まず、個人的にプログリットとストレイルを比較して、プログリットを選んだ経緯について書きます。
僕の場合、決め手は3つありました。
- プログリットの無料カウンセリングの好感度が高かった
- プログリットは「中上級者」、ストレイルは「初中級者向け」と感じた
- プログリットの著名人、友人知人の評判がかなり良い
もちろん、価格・受講内容・立地等の違いもあります。
ただ重要なところは、どのような価値観を持って、誰をターゲットにサービスを提供しているのかなのかなと思ってます。
プログリットは無料カウンセリングでやるべきことが明確に
僕は英語コーチングスクールを選ぶ上で、初めに英語コーチング各社の無料カウンセリングに行きました。
プログリットの無料カウンセリングで感じたことは、下記のようにまとめています。
英語コーチング「プログリット」の初回体験に行ってきた感想です。
英語コーチング「プログリット」の初回体験に行ってきた感想です。
— テツヤマモト (@okapo192) November 28, 2019
【流れ (90分)】
ヒアリング(英語の目的・仕事・今までの勉強の話)→テスト→課題の洗い出し・受講プラン→料金・契約説明
【印象】
○課題, プランが明確
○オフィス超綺麗
△入会前提で話どんどん進む
×高いぃ… (3ヶ月で約57万) pic.twitter.com/5PMzKRwj3c
プログリットは、とにかく英語学習の問題分析→解決策の提案の流れが秀逸でした。
英語が話せない原因は5パターンあって、僕は「文章化」「意味理解」が弱くて、解決方法は「シャドーイング」「瞬間英作文」と、明確に示してくれました。
あ、自分はまだまだ成長の余地があるんだな…プログリットに任せれば、英語を伸ばせそうだ!と心から感じました。
対して、ストレイルの無料カウンセリングで感じたことはこちら(「ストレイル」は「イングリッシュカンパニー」の姉妹サービス)。
英語コーチング「イングリッシュカンパニー」の初回体験に行ってきた感想です。
— テツヤマモト (@okapo192) December 5, 2019
【流れ (60分)】
セミナー形式で概要紹介→ペアワーク→質疑応答
【印象】
○プレゼン上手すぎ
○オフィス超綺麗
○営業押し弱め
○プランが充実
△教科書感が強め
△初中級者向け感
△比較的手頃(2ヶ月で約32万) pic.twitter.com/TDtn9cTZTW
ストレイルの体験で感じたことは「科学の裏付け」を推しているな…という印象です。
予備校時代からの英語指導ノウハウ、さらには姉妹サービスのイングリッシュカンパニーで磨き上げたノウハウに相当の自信を持っていることがわかります。
ストレイル自体はまだまだ新事業に当たるので、実績にかける点、また少し教科書感が強いのが若干引っかかったかもしれません。
プログリットが「ビジネス英会話」「中上級向け」に設計されている
次に、公式サイトや口コミなんかを徹底的に調べて、両社の違いを調べていきました。
すると、プログリットとストレイルには、コンセプトやターゲットに大きな違いがあるのかなと感じました。
- プログリット:ゴリゴリ学習を進めたい人、ビジネス英語を伸ばしたい中上級者
- ストレイル:無駄なく最小限の努力で、広く使える英語力を身に付けたい初中級者
プログリットは、TOEICで800〜900点を持っている、それなのにスピーキングが苦手…という人が大勢通っているのが印象的でした。
また、受講後は「自走」の状態、つまり完全に卒業して、英語勉強を自分で進められるように設計されているのも特徴です。
ストレイルは、とにかく効率良く英語を習得する方法を知りたい!…という初中級者が多い印象でした(TOEICだとスコア800未満かなぁ)。
プログリットが受講者に1日3時間の勉強時間を求めるの対して、ストレイルは「受講者の可能な限り」という認識なので、ノルマ的な勉強時間はありません。
プログリットの方が、著名人や友人知人の評判が良かった
あとは口コミや評判の部分ですが、とにかくプログリットの評判が引くくらい良すぎた…というのも決め手でした。
まず僕のTwitterアカウントで、英語コーチングスクールの人気アンケートしてみたんですが、圧倒的にプログリットが人気でした。
TOEIC終わったし、次は英語コーチングをやってみよう。お酒タバコやらない独身マンなので、せめて英語にバシャバシャお金をぶち込みます。
— テツヤマモト (@okapo192) November 24, 2019
今んとこ、ケースケホンダのプログリットが良さそうかな…と思いつつ、情報収集中です。どれも数10万するので悩ましい。うーん、ゆるくアドバイス求む!?
ちなみに、僕が入ってるEnglishChallengeという英語学習コミュニティでも、プログリットを受講してる人が大量に溢れてます笑。プログリット専用のチャットチャンネルもあったりします…。
あとは、両社の公式サイトでお客様の声をみても、違いが明確に出てます。

ストレイルはTOEICの点数アップに注目してるんですが、プログリットはTOEICだけでなく、スピーキングテスト「VERSANT」やIELT・TOEFLの実績も持っているのが特徴です。
プログリットの体験談を見ていると、既にTOEICで800点以上をもっているような、ビジネスマン層の受講者が多いのも魅力的だなと感じました。
ストレイルは、TOEIC 600〜700あたりから、800・900点以上を獲得する実績に関して、プログリットに負けず劣らず持っている印象です。
▼あと、実際にプログリットを受講してる、ケースケホンダのメッセージはシビれました。英語やりたくなります。
プログリットとストレイルの共通点、違いは?
プログリットとストレイルには、共通点がいくつもあります。例えばこの通り。
- カリキュラムが「第二言語習得論」に基づいている
- 基本的に「レッスン」は行わず、「自習」を主としている
- 週1回の60分間の対面面談で、問題分析、カリキュラム作成を行う
- 市販教材&自社教材を使い、シャドーイング・英作文・語彙インプットなどの基礎学習を行う
- 受講期間は2ヶ月、3ヶ月が人気
この辺りは両社ともに似ているポイントかなと思います。両社ともに「科学」を推していますが、やること自体は結構泥くさい基礎学習がメインです笑
さて、似ている点も多い両社ですが、実は全く違う点も多々あります。
プログリット | ストレイル | |
価値観 | ビジネス英語を最短で身につける 「自走」を目指す |
科学的に正しい方法で、英語を「時短」で学ぶ 行動科学マネジメントでの「習慣化」 |
目標指標 | TOEIC VERSANT IELETS TOEFL |
TOEIC |
料金 | 2ヶ月:約36万円 3ヶ月:約50万円 |
2ヶ月:約19万円 3ヶ月:約28万円 6ヶ月:約56万円 |
コーチング手法 | 学習の「コンサルタント」 3時間の勉強ノルマ LINEでのメッセージ |
学習の「専門家」 勉強時間のノルマはなし アプリでのメッセージ |
卒業後 | 継続コース 割引継続コース シャドーイング添削コース 無料で年間プログラム提供 |
継続コース |
ターゲット層 | 中〜上級者 | 初〜中級者 |
ざっくりとこんな感じです。では、詳しく見ていきます。
▼ここではストレイルの姉妹サービス「イングリッシュカンパニー」の比較を省略しています。こちら気になる方は別記事にて。
①根本にある価値観の違い
- プログリット:外資系コンサルタント出身(マッキンゼー)の創業者
- ストレイル:予備校事業からスタートしたアカデミックなスクール
プログリットは外資系コンサルティング会社のマッキンゼー出身の創業者の体験が元になっています。
「ビジネスで使える英語をいかに最短で身につけるか?」という発想で、問題解決のアプローチが取られているのか特徴です。
また、卒業後は「自走」できる人、つまり自分で英語学習を進める状況を目指すので、良くも悪くも「本人次第」の要素は強いイメージです。
ストレイルは、予備校事業からスタートして、英語専門のスクールとなった教育ベンチャー企業です(現在はベネッセの子会社)。
「いかに無駄な労力を省いて、英語を習得するか?」という発想で、第二言語習得学に基づいたレベルの高い学習理論を確立しているのが特徴です。
また、英語だけでなく、勉強の習慣化に関しても、徹底的に科学の力(行動科学マネジメント)を使って管理することを狙いとしています。
▼この辺りのサービスの奥にある価値観は、両社の出版本を読んでもわかりますよ!
- プログリット 岡田CEOの著書:英語学習2.0
- ストレイル 岡CEOの著書:TOEIC(R)テスト科学的攻略法
②得られる英語能力は?
- プログリット:TOEIC、VERSANT、IELETS、TOEFL
- ストレイル:TOEIC
プログリットは、TOEICをはじめ、スピーキングテストのVERSANT、IELTS、TOEFLを英語学習の成果として手に入れられます。
特に「VERSANT」を目標指標として取り入れたのは、英語学習業界でも画期的です(受講料にも含まれてます)。
…というのも、VERSANTのスピーキングテストは1点を上げるのでさえかなり難しいので、今までの英語学習業界では導入するにもハードルが高すぎたんです。
ストレイルは、現状は主にTOEICの点数がメインの結果指標となっているようです。
スピーキング能力も身に付く設計となっているはずですが、成果を具体的な指標として確認できませんでした。
英語学習者はTOEICで高得点を取った後にVERSANTを受講する傾向にあるので、この辺りかも両社の受講者のレベル感の違いが見えてきます。
③プラン、料金
料金に関して、様々なプラン用意されています。※全て税込料金にしてます。
プログリット | ストレイル | |
入会金 | 55,000円 | 55,000円 |
2ヶ月プラン | 360,080円 | 187,000円 |
3ヶ月プラン | 514,800円 | 280,500円 |
6ヶ月プラン | なし | 561,000円 |
料金に関しては、ストレイルの方が圧倒的に安いです。ほぼ半額近く離れていますね…。
ストレイルの料金の安さは、単純に業界では後発で実績も少ないので、まずは価格でアピールしている段階なのでしょう。
この辺りの値段の安いストレイルを選ぶのか、それとも値段高いけど実績豊富なプログリットを選ぶのかの好みです。
ただ両社ともに季節ごとにキャンペーンを行なっているので、最新情報は無料カウンセリング時に確認することをオススメします(たまに入会金無料になったりします)。
④コーチング手法は?

同じ英語コーチングスクールといえど、プログリットとストレイルの間には、コーチング手段の違いあります。
- プログリット:学習の「コンサルタント」、3時間の勉強ノルマ、LINEでのメッセージ
- ストレイル:学習の「専門家」、勉強時間ノルマなし、アプリでメッセージ
プログリットでのコーチの役割は「コンサルタント」です。つまり、生徒1人1人の問題解決や、モチベーション管理が非常に上手です。
指導方針はなかなかスパルタで、どんなに忙しい社会人でも、1日3時間の英語学習がノルマとなり、毎日ラインで進捗管理を行います笑
かなり厳しいですが、生徒数の実績も多いので、様々な生徒に合わせて柔軟にカリキュラムを組んでくれるのも嬉しいポイントです。
ストレイルでのコーチの役割は「専門家」です。コーチ1人1人が大学・大学院での研究経験など、英語学習に対する専門性がとても高いんです。
指導方針は「時短、効率重視」。1人1人の勉強時間の中で、可能な限り学習を効率化していく…というスタンスを取っています。
英語学習の成果を出すことに急いではおらず、まずは効率的な学習方法を知りたい人には嬉しいですね。
⑤卒業後のプランは?
- プログリット:継続コース、割引継続コース、シャドーイング添削コース、年間プログラム提供(料金込み)
- ストレイル:継続コース
卒業後のプランについては、圧倒的にプログリットが手厚いです。
そもそも「プログリットは卒業後に自走した英語学習できるようになること」が目標にあります。
卒業後の1年分の勉強計画や教材をまとめてもらえる上に、「シャドーイング添削コース」で面談を無くして、最低限のシャドーイングの添削を継続できます。
僕自身も、プログリットを卒業後は、月2万円くらいシャドーイング添削コースに切り替えて、引き続きプログリットにお世話になってます。
▼僕がプログリット年間プログラムとして受け取った資料の一部。A4用紙5枚分くらいあります笑

ストレイルは「卒業後の専用プラン」は用意されていませんが、引き続きコーチングを受けられる延長プランが用意されています。
予定の受講期間で物足りない場合は延長もできますが、どうしても受講後のイメージがわかない一面はあるかと思います。
プログリット、ストレイルに向いてる人
ってことで、ここまでのプログリット、ストレイルの違いをふまえて、それぞれ向いている人をまとめます。
プログリットに向いてる人

- 仕事にも英語にもストイックな人
- スピーキング能力、TOFLE、IELTSの得点を伸ばしたい
- スパルタ歓迎!短期間で成果を出したい
- TOEICで800点以上をもっている(中上級レベル)
- 卒業後は自分で勉強を進めていきたい
プログリットは「ビジネスで使う英語」「自走」「スピーキング能力」あたりに力を入れています。
実際、僕自身もプログリットにお世話になって、VERSANTのスコアが一気に伸びましたし、満足度高くて今でもお世話になってます。
何かピンとくるキーワードがある方は、プログリットを選択するのがオススメです。
ストレイルが向いてる人

- 効率やコスパを重視したい人
- 実績よりコスパ重視。プログリットは高くて手出せない
- 自分を追い込まずにマイペースに勉強したい
- TOEICは600点以下(初中級者レベル)
ストレイルは、科学に基づく効率的な学習を何よりもモットーに置いています。
あまり自分を追い込みすぎずに、マイペースに、持てる時間をできる限り効率化できるのがポイントです。
よりカジュアルな英語を勉強できる上に、初心者でも英語の学習方法を見に馴染ませることができます。
【体験談】プログリットを受講した効果について
ちなみに、僕自身は冒頭からお伝えしている通り、最終的にプログリットを選んで3ヶ月の英語漬け生活を送っていました。
3ヶ月の成果としてはこんな感じです。
- VERSANT 44→53点に9点アップ(語学留学9ヶ月分)
- 3ヶ月で合計273時間の勉強時間を確保
- (おまけ)会社で役職が上がって、外国人の部下ができる
いやーありがたい。おかげさまで納得の成果を出すことができました。
ちなみに今もシャドーイング添削コースというもので、継続してプログリットにお世話になってます。

プログリット卒業時にもらった卒業証書。地味に嬉しい
何度も繰り返しますが、英語コーチングスクールは50万円以上の高額なお買い物になるかと思います。
最初はめちゃくちゃ高いな…と僕自身、敬遠していました。ただ、受講してみるとその価値はありました。
まずは後悔や損をしないように、無料カウンセリングにそれぞれ足を運んで、自分に合ったスクールを吟味することをオススメします。
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