

今回はそんな方々のために、僕(@okapo192)がプログラミングを学び始め、3ヶ月でフリーランスエンジニアになった経緯・経験をシェアします。
▼まずは自己紹介です。
■ブログ運営の経験から、初歩的なHTMLやCSSは少し理解していた
■本格的にプログラミングの勉強を始めたのは、2017年11月から
■2018年1月に1ヶ月間、プログラミングスクールに参加した
■実務を受注・作業し始めたのは2018年2月から
■初月でWordPress制作業務を20万円ほど受注達成
プログラミングの勉強も営業活動も、楽ではなかったですけど、3ヶ月でフリーランスエンジニアとして仕事ができるようになったのは大きな成果でした。
では、具体的にどのように僕がプログラミングを学んできたのか解説していきます。
文系未経験・初心者から達成できたので、学生や全く他の業界出身の方でも再現性はあるはずです。
RubyやPythonを用いて、Webサービス・アプリを作るだとか、転職を目指している人にはイマイチ合わないかと思うので、ご了承くださいませ!
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ステップ1:Progateやドットインストールで基礎を勉強する
まずはプログラミングの基礎中の基礎を勉強します。
語学の勉強でいうと「単語を覚える」みたいな段階ですね。
最短でWeb系フリーランスエンジニアになるには、WordPress制作に必要なスキルがあれば十分です。
こちらはインターネットに教材がたくさんあるので、プログラミングスクールに通うまでもないはずです。
▼なぜWordPress制作をやったほうがいいのか?という話はこちらの記事でしてます。
①「Progate」のHTML/CSS, jQuery, PHP講座を制覇する
僕がプログラミング学習サービスで一番オススメするのは「Progate」です。
▼クイズに答えるゲーム感覚で、楽しくプログラミングを勉強できます。

無料版も利用できますが、エンジニアを目指すなら、有料版(月額980円)に切り替えてHTML/CSSとjQueryコース等を制覇しましょう。
▼僕はWordPress制作を目指して、PHPやJavascriptも制覇しました。
それぞれのコースは1日3時間やれば、3日ほどで終えられるはずです。
Progateをやるだけで「初心者」からは脱出できるかと。
②ドットインストールのWordPressとBootstrap講座を制覇する
Progateの主なコースを次にオススメなのが、ドットインストールです。
▼3分ほどのコンパクトな動画教材で学習を進められます。

個人的には、Progateの方がスムーズに勉強できるんですけど、ドットインストールの方が教材数は多いんですよね。
Progateで網羅していない必須スキルをこちらで抑えておきましょう。
以下、2つの講座は必須かと。
- Bootstrap講座 -HTML/CSSの必須フレームワーク
- WordPress講座 -みんな大好きWordPressの制作講座
ステップ2:ゼロからWebページやサイトを作ってみる
Progateやドットインストールで基礎を身につけたら、次に実際に自分でWebページやサイトを作ってみます。
教材でプログラミングしてると「簡単じゃん!」って思うんですけど、ゼロから作るとなると話が変わるんですねこれが。
①Google Chrome検証の使い方を覚える
自分でサイトを作るにあたって、Google Chromeの検証機能の使い方を抑えておきます。
サイト制作中にわからないことがあったら、まずは検証を行って問題を探る…という習慣づけが大事です。
▼Chromeブラウザで「右クリック」→「検証」でウェブサイトのソースコードをチェックしてみましょう。

検証機能では、ソースコードのチェック、コードの除去・追加の実験、スマホデバイスでの表示確認等が様々なことができます。
詳しくはサルワカ さんで解説されていたので、こちらを参考に!
②テキストエディタをダウンロード・準備する
ウェブページやサイトを作るにあたり、テキストエディタというコードを書くツールが必要です。
おすすめは僕が現在使用している「Sublime Text 3」です。
カスタマイズ性も高く、見やすい画面でサクサクとコーディングを進められますよ。
▼僕がコーディングするときは、画面を2分割にして「Sublime Text 3」とChromeブラウザ(検証を開いておく)を準備してます。

③WEBサイトを作ってみる事例として
実際に自分でWebサイトを作ってみるとは言っても、どのページを作ればいいんだよ?って話になりますよね…。
特に作るものが定まっていない場合であれば、Plusers.netさんのWordPressテーマ制作記事を参考に、ゼロからサイトを作ってみるといいです。

簡単なWordPressサイトを「ゼロから作る経験」が積めるので、これはかなり大きいです。
もしこの段階で、少し自己投資が可能な方は書籍や動画教材で学ぶのもありです。
僕が使ったものだと、いろんな方が推していますが、「WordPress デザイン教科書」はめちゃくちゃ良書でした。
こちら1冊あれば、単なるブログサイトではない、凝ったWebサイトを様々なパターンで制作できます。
僕はこの本のおかげで、後に食べログのような大型グルメメディアサイトを作るができました…。助かった。
ただ、書籍系はどうしても専門書の部類になるので、なかなか値段が張ります。
UdemyのWordPress動画教材なんかはもう少し安いのでこっちもありです。


こちらも実際にWordPressサイトを作りながら、単なるブログサイトではない凝ったホームページが作れるようになります。
安い時であれば2,000円くらいで教材が買えるので、こちらもオススメしてます。
▼WordPressの詳しい勉強法は別記事でも詳しく解説してます。
④制作物をGoogleドライブにまとめてポートフォリオ化
好きなウェブサイトを自分で探すなり、教材を作るなりしていくつか制作したら、キャプチャを撮影してGoogleドライブにまとめましょう。
以降ステップでクライアントとやりとりをする際に、こちらが自分が提出するポートフォリオとなります。
▼Googleドライブは共有リンクを送るだけで、簡単にクライアントさんがアクセスできるのでおすすめです。

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ステップ3:エンジニアの仕事の流れを理解する
問題はここからです。
ステップ2までは趣味の延長戦のようなもの。ここから仕事に持っていくのが至難の技です。
というのも、エンジニア経験がない場合、どうやって仕事を取って納品まで持っていくのか、流れが全くわからないじゃないですか。
例えば…
- どうやって仕事を受注するのか
- 受注の際、何をヒアリングすればいいのか
- 見積もりはどんな内容で、どのタイミングで出すのか
- そもそもウェブ制作の相場はいくらなのか
- 制作中に壁にぶち当たった際にどうすればいいのか
- Webデザイナーやイラストレーターへの外注はどうすればいいのか
- 何をすれば納品となるのか
- 請求書の内容、タイミングはどうすればいいのか
- 作業を進めるために最適なツール・Webサービスは?
ざっとこの辺りです。他にも実際に実務を進めるとなると、わからないことだらけですよね。
▼フリーランスエンジニア の作業フローは別記事でまとめています。
この辺りをどう学ぶかが難しいポイントで、基本的にはフリーランスをやってる友人に頼むとか、一度企業に就職して経験を積む形が普通ですね。
…が、僕はこのどちらにも当てはまらないです。
①フリーランスエンジニア に特化したスクールに参加する
僕が助けられたのは、フリーランスエンジニアに特化したプログラミングスクールに参加したことでした。
注意が必要なのは、一般的なスクールは「転職を前提に参加」する形になっています。
あくまでもフリーランスエンジニアになるためのスクールに通うのがポイントです。
フリーランスになるためのスクールに通えば、業務の流れ・仕事の取り方といった実務的な要素も十分に教えてもらえます。
スクールに通っている最中から仕事を始める人もたくさんいますね。

ぶっちゃけプログラミングスキルなら、スクールに通わなくても学べるんですけど、ビジネススキルは独学で学ぶことは難しいです。
仕事を進める上でわからないことがあった際のサポート体制もあるので、まさにこれからエンジニアになろうとしている方にはおすすめです。
▼フリーランスになることに特化したスクールは、僕が探したところ2つしかないです。
- iSara:僕が通ったスクールです。小規模運営なので、空きが少ないことが多め→個別レビュー記事
- TECH::EXPERT:大手プログラミングスクール。受講中に案件獲得できなければ、スクール費用を全額返金してもらえます。→個別レビュー記事
②実際に働くエンジニアの話を聞く
僕自身がフリーランスエンジニアになった経験もふまえて、やはりエンジニア経験者の体験を伺う機会は必須だと感じました。
あわよくば、仕事を振ってもらえる関係性や、困ったときに相談できるような関係になるのがベストです。
個人的なエンジニアのお友達がいるのがベストですけど、そうでない人は「タイムチケット」でエンジニアさんに相談してみると良いです。
キャリア相談に乗ってくれるエンジニアさん結構いるっぽいので。

ちなみにこれを機会に、僕もタイムチケットを作ってみたので、気になる方は雑談形式でお話ししましょう。
この記事に書いた内容を詳しく解説、また必要であれば、実際に使っている見積書・請求書等の雛形も共有します!
ステップ4:仕事を取る!
仕事の流れが大まかにわかったら、あとはひたすら仕事を取って実務の中で学んでいきます!
「うわーまだ自信ないよー」って感じていても、8割型「作れる!」と思ったら実務の中で学ぶべきです。
初めはお試し格安受注でも、経験と実績を積みましょう〜。
▼詳しい仕事の受注方法はこちらの記事でまとめています!
①クラウドソーシングで仕事を取る
クラウドワークスはプラットフォーム上でやりとりができるので、経験の少ないフリーエンジニアでもスムーズに仕事を受注できます。
オススメはクラウドワークスとランサーズ です。理由はどちらも大手なので、たくさんの案件が落ちてるからですね笑
▼業界大手で未経験でも取り組めるウェブ制作案件がたくさん転がっています(キャプチャはランサーズより)。

クラウドソーシングで仕事を受注するコツは、「プロフィールをしっかり書くこと」と「量で攻めること」です。
最初は数十件の案件に提案文を送って、2.3個でポジティブな返事が帰ってくれば良い感じですかね。
参考までに僕のプロフィールページを共有します(僕のアカウントには逆指名で依頼がバンバン飛んできてます。今は断ってるけど…)。
②SNSで仕事を取る
はじめにクラウドソーシングを紹介しましたが、僕はクラウドソーシングはほとんど使っていません。
というのも、はじめにSNSで仕事を募集した段階で、いくつかの問い合わせをいただけたんですね。
?Web制作はじめました?
まずはフォロワーの中から格安、場合によっては無料でお仕事募集します!
僕の得意分野は、HTML/CSSコーディング・Wordpress制作・LP制作です。チームで働いてるので、デザイン込みも可能、品質保証できます!必要であれば、ブログやSNSの拡散もできますので、DMください〜 pic.twitter.com/BdBEXbpJUJ
— テツヤマモト??バリ島 (@okapo192)
僕はTwitterとFacebookに投稿をポストして、10件ほど相談が舞い込んできました。
うちいくつかが実際に仕事に繋がりまして、実際に作業を進めています。
話が少しそれますけど、今回の体験からフリーランスは「発信力が必須」だと感じました。
最近のフリーランスワーカーはSNSから仕事を受注するのが当たり前ですからね。
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ステップ5:問題解決とスキルアップを継続
仕事を受注したら、あとはひたすら作業するのみ。
しかし何度もいうとおり、エンジニアは制作にあたって壁に打ち当たることがあたりまえです。
フリーであるならなおさら、その問題の1つ1つを自力で解決していかなくてはいけません。
①エンジニアコミュニティへの参加
エンジニアにはスキルや技術を身内関係なくシェアする文化があります。
エンジニアコミュニティに参加してれば、問題の解決策が見つかるかもしれないし、困ったら質問できますよ!

オススメは以下2つのサイトです。
困ったらまずはググる、それでも解決できなかったら、コミュニティに相談。
これを繰り返して、壁を乗り越えます。
上記2つは微妙ですけど、比較的クローズドなコミュニティでは、そのコミュニティ内で仕事募集が頻繁に行われています。
最近SNSで流行っているオンラインサロンなんかでもこの傾向は顕著ですね…。
昨今、良い仕事は自ら営業するより、コミュニティに参加するのが1番です。
②日本語だけでなく、英語でも検索・学習してみる
国内にもプログラミングの情報はたくさんありますが、英語情報はもっとあります。
日本語だけでなく、英語でも検索する習慣をつけると、問題解決のスピードと精度が上がります。
また学習教材も日本語のもの以上に、英語のものが量も多く質も高いです。
僕はブラッド先生のBootstrap講座を受講していて、生産性上げるコーディング手法が勉強になりまくってます。

▼Udemyのオススメ講座はこちらでまとめています
まとめ
以上、未経験エンジニアが3ヶ月で20万円を稼ぐためにやってきた5つのステップでした。
- ステップ1:Progateやドットインストールで基礎を勉強する
- ステップ2:ゼロからWebページやサイトを作ってみる
- ステップ3:エンジニアの仕事の流れを理解する
- ステップ4:仕事を取る
- ステップ5:問題解決とスキルアップを継続
フリーエンジニアは日々孤独とプレッシャーとの戦いです。
わからないことだらけの中、すぐ隣に相談できる人はいないし、納期と責任は常に自分に迫ってきます。
でも僕はフリーエンジニアになって、以前にも増して働き方の選択肢が増えました。
収入源の柱も増えたし、自分の力で助けられる人も増えたことを実感しています。
挑戦する価値、ありです。