僕は小説が好きでめちゃくちゃ読むんですけど、中でも原田マハさんの小説は漁りまくってます。
去年は1年で10冊も読んじゃいました。ワオ!
マハさんの小説は、楽しく読んでると思ったら、いきなり爆弾が飛んできてどーん!と涙腺が爆発するんですよ。
こんな小説を書く作家さんには他に出会ったことがないです…。
ってことで、今回は原田マハさんのおすすめ小説ベスト3を紹介します!
どれもボロ泣き必須の傑作小説ですよ〜。
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第1位:本日は、お日柄もよく
僕にとって初めての原田マハ作品。
そして、僕がこれまでの人生で一番泣かされた小説です。
ってか、小説以外でもここまでボロ泣きしたことありません。20ページ読んだら泣けました。意味わからん汗
あらすじは、普通のOLが「伝説のスピーチライター」に弟子入りして、政界に、結婚式に、経済界に、スピーチを通して挑んでいくお話です。
スピーチライターといえば、オバマ大統領の「Yes,We Can」のスピーチを書いたジョン・ファブローさんが有名ですね。
日本では馴染みのない職業に光を当てるあたり、マハさんのセンスが光ります。
作中には様々なスピーチのシーンがありまして、毎回すべて省略せずに一語一句描写されて行きます。
そんな感動・渾身のスピーチ集に毎回泣かされて地獄でした。
第2位:生きるぼくら
『本日はお日柄もよく』に続いて読んだ小説です。
これも泣いた。べろんべろんに泣きました。
もう「泣きました」しか言ってないなぁ汗。でも思い切りなくと気持ち良くて。
『生きるぼくら』は引きこもりの青年が主人公のお話です。
若者がどうして引きこもりになるのか、どのようにどん底から立ち上がるのか。
青年が少しずつ社会の一員になって、最終的には周りに頼りにされる良い男に成長するんですね。
僕自身、引きこもりではないけど、かなり内気なところがありまして…。
彼の成長過程を自分に重ねてると、なんかほんのり泣けてきます。
野望や夢が無くたって、身の回りに大切な人がいれば十分幸せだと実感しました。
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第3位:暗幕のゲルニカ
こちらは2017年本屋大賞6位にランクインした小説。
タイトル通りピカソの「ゲルニカ」が題材の作品なんですけど、僕はこの小説に感動したあまり、
スペインで生ゲルニカを見てきました!
やっほー。ポルトガル??を出てスペイン??に突入!
まずはマドリードでピカソのゲルニカを見ます。マドリードはもはやゲルニカを見に来たと言っても過言ではないので、ゲルニカを見ます。ゲルニカを生で見るのがここ1年間の憧れだったんですよね。ようやく夢がゲルニカ。楽しみニカ。 pic.twitter.com/sTY9WJtX0p
— テツヤマモト??バンコク (@okapo192)
『暗幕のゲルニカ』は、実在した「暗幕のゲルニカ事件」が物語の中心です。
2003年、アメリカがイラクに空爆を行う前夜、国連の会見場にあるはずの「ゲルニカ」のレプリカに暗幕がかけられてカメラに写ったのです。
何者かの力によって、ピカソの「ゲルニカ」に込めたメッセージが遮断されてしまったわけですね。
ピカソが「ゲルニカ」に込めた思いはなんだったのか、どんな様子でゲルニカを描き上げたのか。
そして、現代に轟くピカソの想いをどのように受け継いでいくべきか
「芸術作品は、部屋を飾るためにあるのではない。敵との闘争における武器なのだ。」
ピカソが「アートは武器」と語った、言葉の真意に触れられる作品です。
まとめ
原田マハさんの小説の魅力は、何気ない一言に力が宿ってることです。
いかにも日常生活で出てきそうなセリフなんですけど、その言葉の数々にいつも感動させられちゃうんですよね。
ぼくたちが普段使ってる言葉も、シチュエーションによっては武器にも万能薬にもなるんだよな〜。
そしてこの度、原田マハさんの最新作『たゆたえども沈まず』が2018年の本屋大賞にノミネートされました!
もうタイトルから凄みのある小説ですね。やばいなこりゃ。
内容は、画家のゴッホと日本人画商の林忠正を描いた小説ですね。
今読んでる最中なので、完読次第レビュー書きます!やばおもろいです。