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面白ハンター

テツヤマモト。北海道出身の23歳。フリーライターしてます。退職を期に、家無し放浪生活中。11月は札幌→台湾→札幌→上砂川の予定。

スラムダンクを読んだ中学生は、もれなく女の子にモテる説

おすすめ本,漫画

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2016年9月、僕は23歳にしてスラムダンクを読んだ。

僕は一種のコンプレックスのようなものを持っていて、そこそこ漫画が好きなのにも関わらず、スラムダンクを避けて生きてきた。

しかし今回、ふとしたことがきっかけでスラムダンク全31巻を手に取った。感想、非常に感動した。どうして今までスラムダンクを避けてきたのだろう。なんて無意味な意地を張っていたのだろう。もっと早くスラムダンクを読んでいれば…中学時代にスラムダンクを読んでいれば…。

23歳の僕は嘆くばかりだ。

スラムダンクを読んだ中学生はモテる説

僕がこれまでスラムダンクを避けてきたのには理由がある。スラムダンクを読んでいる中学生は例外なく「イケているやつ」だからだ。

なんでかわからないけど、僕の地元ではそうだった。スラムダンクを読んでいるやつがまとうオーラはキラキラしていた。さらに、スラムダンクを読んだやつは例外なく、スラムダンクをやたらと愛していた。何かがあるたびにスラムダンクスラムダンク桜木桜木君が好きだと叫びたいという話してる気がした。

そんな「イケてるやつ」に仲間入りする自信がなかったんだと思う。僕はスラムダンクを読まなかった。あのときスラムダンクを読んでいれば……。

 

僕のイケてない中学時代の話はおいておいて、ここから「スラムダンクを読んだ中学生はモテる」という仮説を検証していこうと思う。あくまでもこれはただの「イケてないやつ」の主観であり、僕の地元というかなり狭い世界の話なのかもしれないけど。

①スラムダンクを読んだらバスケのルールわかる

まず、スラムダンクを読んだ中学生はバスケ部じゃなくても、バスケのルールを把握することができる。ダブルドリブルとか、ポイントガードとか、3歩ルールとか。バスケ部以外よくわからないことを理解できる。

②ルールがわかるから、実践のコツもわかる

スラムダンクを読んだやつは、バスケのルールだけでなく、「ここはパスだ!」「ここでフェイントを入れる!」とか「左手は添えるだけ…」といったバスケのノウハウを何かと理解することができる。これだけでも、バスケのルールを全く知らない素人と圧倒的な差が生まれる。

バスケ部じゃない、かつスラムダンクを読んでいないやつは、シュートフォームをまともに知らない。そもそもバスケが何人でやるスポーツなのかわからない。

③実践のコツがわかるから、体育の授業で活躍できる

バスケの基礎がスラムダンクを読むことで身に染みついているので、体育の授業で活躍できる。中学の体育の授業ではバスケの授業がありがち。そこでスラムダンクで得た知識を実践で発揮することができるのだ。

そのことによって、体育の成績が良くなることはもちろん、自分の技術を大勢の前でアピールすることができる。これはでかい。

④体育の授業にとどまらず、休み時間や休日も目立てる

体育の授業で「あいつはバスケできる」みたいになってくると、休み時間や休日に積極的にバスケに誘われる。雨の日とか雪が積もる冬とか、バスケやりがちな時期は需要が軒並み上昇する。ストップ高みたいになる。

「あいつはバスケできる」という立ち位置までのし上がると、猛烈に友達が増えていく。中学生はバスケができるというのが、大きなアドバンテージになのだ。

⑤バスケで目立つと男子の評価を得られる

以上をまとめると、バスケでの功績が認められて、男子からの評価が物凄く上がる。バスケできるだけで勧誘圧力が高まる。「おまえはシュートうまいから俺のチームな!」みたいになって、社会的地位が保証される。

男子の人間関係って、なんだかんだ打算的だと思う。「使えるやつ」が生き残る。だから、バスケができるだけで「人気者」になれる。

⑥バスケの中で集団内での自己主張を学ぶ

バスケができる→男子内の身内評価が上がるというロジックを説明したけれど、もっというと、バスケというスポ―ツはプレイの中で自己主張を猛烈に学べる。バスケはパスをもらわないと、活躍ができない。だから、パスをもらうためにアピールしないといけない。「へいパス!」みたいなことを言う必要性がある。

アピール、自己主張をしていく中で、集団との付き合い方を学ぶことができる。「へいパス」と自己主張して、シュートを決め、称賛される。こうして、社会的地位が確立されていく。

いつしか、バスケだけにとどまらず、普段の生活においても自己主張が自然になる。「へいパス!」が「今日マック行こうぜ!」「ウイイレやろうぜ!」に変わるだけなのだから。こうしてバスケができるやつは「人気者」の称号を得ていく。

⑦女の子はそういうやつ好きになる

中学女子はだいたいそういうやつ好きになる。男子の中で「人気者」の称号を得ているやつを好きになる。孤高の一匹狼を好きになるサブカル女子的なやつもいるけど、それは「○○くんかっこいい~」と言いたいだけであって、結局のところ、付き合いたいのは人気者くんだ。

「人気者」にアプローチできる女子は、それまた女子の中での熾烈な争いをくぐり抜けてきたやつ。女子の争いもそれなりに激しいと思うけど、よくわかんない。そうして「人気者」同士のお似合いカップルが実現する。

そして、手を繋いで一緒に帰る。

半年くらいして「別れっちゃったんだよね~へへ~」って笑い話にする。

その後はバスケで培った社会的地位をキープしつつ、また新しい「人気者」とお近づきになり、手を繋いで帰る。これを繰り返すことができるのはスラムダンクを読んだやつだけだ。

結論、スラムダンクを読んだ中学生はモテるのだ。

 

野球部の中学生はモテない

スラムダンクを読んだ中学生はモテるという仮説に、より説得力を持たせるために、野球部の中学生と比較してみよう。ちなみに僕は小中高と10年間野球をやっていた、生粋のベースボーラ―なので、以下の検証は僕の実体験をソースとしている。

①野球部の中学生はスラムダンク読まない

まず、野球部の中学生はスラムダンクを読まない。バスケにあんまり興味ないからだ。そもそも、スラムダンクって自分(23歳)が生まれたころくらいに連載されていた漫画なのになんで読んでるんだろう?

スラムダンクってそんなにすごいのかーと思いつつ、「貸して!」というほどてもない。スラムダンク読むよりパワプロやったり、メジャーを読むことに夢中だ。

②バスケできない、そもそもルールわからない

スラムダンクに触れないせいで、バスケのルールが分からない。歩いちゃだめなの?シュートって片手やるの?みたいになる。

ルールがわからないので、上手なわけがない。全然できない。シュートができない。ドリブルできない。レイアップできない。とりあえずパスしかできない。

③体育の授業で活躍できない

バスケができないので体育で活躍できない。北海道の体育の授業は、なぜかバスケの割合が多い。その状況で活躍できない。

野球の授業があればいいんだけど、野球の授業なんてない。いや、これに関しては本当にズルすぎる。不平等すぎる。教育を変えたい!みたいなことを言っている若者には、体育の授業に野球入れてね!ってお願いしたい。一応、国民的スポーツだから。いやまじで。

④休み時間や休日の需要が薄い

体育の授業で「あいつバスケできない」ということがバレるので、休み時間にバスケをやるときの需要が低い。チーム分けをして自分が入ったチームはなんか微妙な雰囲気が流れる。ごめんなちゃいね…ってなる。

休み時間に野球すればいいんだけれど、ふつう野球なんてやらない。ボールがあればできるバスケと違って、野球は道具が必要だし、外に出ないといけない。めんどくさいから、誰もやらない。たまに、野球部同士で寂しくキャッチボールしてるやつはいる。

⑤男子の評価がそこそこになる

「あいつバスケできない」の認識が浸透すると、男子内での評価がイマイチになる。土日バスケやろうぜ~みたいになったときにも、誘う順番が後回しになる。チーム分けするときの需要も後回しになる。ランクが下がっていく。

男子内の身内評価」がなかなか高まらないので、社会的地位を獲得できない。野球ならレギュラーなのに…。野球なら…。

⑥自己主張が弱めになる

バスケできないけど、みんなバスケしたがるから、一生懸命バスケに付き合う。田舎の中学生の遊びなんて、バスケぐらいしかないから。ディズニーランドとかないから。

しかし、バスケができないと「へいパス!」のタイミングがわからない。シュート打てそうな場面で、とりあえずパスする。なかなか活躍できないので、自信がなくなっていく。自己主張が弱めになる。「へいパス」が言えないから「今日マック行こうぜ!」「ウイイレ行こうぜ!」も言えない。唯一できる自己主張といえば、野球部のやつに「ねぇ、ローズのモノマネやるから見て~」ってことくらい。

こうして野球部の練習が終わったら、家でオンラインゲームやったり、ブログを書いたり…という体育会系根暗な中坊ができあがる。その究極完全体が僕です。

⑦女の子はそんなやつ好きにならない

「人気者」の称号を得ることができず、陰でこそこそローズのモノマネして遊んでいるやつを女子はあまり好きにならない。野球をやっているところを見せられたら、何かが変わるのかもしれないけど、野球見せられる場面なんてない。

バスケで活躍できず、「そこそこ」の立ち位置にしか立てない野球少年は圧倒的にモテない。あ、でもたまーに「そこそこ」の女の子と「そこそこ」のトークするのが楽しかったりして、そんな女の子と「そこそこ」仲良くなったりもするけど、「そこそこ」の関係で終わる。

結論、野球部はモテないのだ。

それもこれもスラムダンク読んでないからという原因に収束する。

 

野球少年にも例外はいる

しかし、野球部はモテない!と言い切ることは本望じゃない。野球は嫌いじゃないし、今後も日本野球の発展を祈ってる。だから野球少年たちに僕は希望を持ってほしい。

なぜなら野球部にも、例外はいるのだから。

例えば、僕と野球部の同級生に、部のマネージャーと付き合いだしたやつがいた。

他にも、学校祭でかわいい人ランキング1位に選ばれるような、めちゃくちゃ美人の先輩から熱烈なアタックを受けているやつもいた。

他にも、強烈なユーモアを武器に、バスケ以外の角度から「人気者」の称号を確立することに成功し、同じく「人気者」の女子とくっついたやつもいた。

他にも他にも、偶然、野球の試合を見に来ていた女の子に一目惚れされたやつもいた。

他にも他にも他にも、街で出会った見ず知らずの女の子に声をかけられ………

ん、なんかおかしいぞ…。

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モテてないの、俺だけじゃね?

別に野球部だからとかじゃなくて、スラムダンク読んでないからとかじゃなくて、おれ自身のパーソナリティーの問題じゃね?そもそもモテない言い訳のために、野球部とか、スラムダンクとか、ぐちぐち言ってるだけじゃね?

 

いや、そんなことはない…。

スラムダンクを読んだやつは絶対にモテる。

別にパーソナリティーどうのこうのじゃないはず…。

そして2016年9月、僕はスラムダンクを読破したのです。

普通におもしろいマンガでした。特に赤木の過去の回想シーンで、同級生に呆れられながらも「勝ちたくないのか!?!?」とひとり努力するシーンが好きです。

これ読んだらモテるわ。バスケどうのこうの以前に、普通に男として成長するわ。

だから中学生はスラムダンクを読んだ方が良いよ。

僕のように働きもせず、5000文字の変な文章を書くようなやつになってはいけない。体育会系根暗になってはいけない。今現在、イケてない中学生は希望をもつんだ。とりあえずスラムダンク読むんだ。

諦めたらそこで試合終了なのだから。