読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

面白ハンター

テツヤマモト。北海道出身の23歳。フリーライターしてます。退職を期に、家無し放浪生活中。11月は札幌→台湾→札幌→上砂川の予定。

情熱大陸に出たい


スポンサーリンク

今日、ふと自分の将来の夢を思い出した。

「情熱大陸に出る」だ。

 僕は日本最北端の宗谷岬でお馴染み、北海道の稚内市という辺境中の辺境で生まれた。辺境中の辺境で生まれた僕は辺境中の辺境で生まれたらしく、狭い世界の中で暮らした。

家から歩いて10分くらいの幼稚園に通い、家から30分くらいの小学校に通い、家から40分くらいの中学校に通い、家から50分くらいの高校に通った。同級生には「国際的な教養を身に付けるわ!」とか「強いチームで野球やるぜ!」とか、中学卒業と同時に北海道の田舎者にとっては黄金都市である"サッポロ"を目指すやつも多かった。

そんな中、僕は変わらず狭い社会の中でそれなりに認められるべく、それなりに頑張った。

部活は野球をしてた。小学校の3年生から野球を始めて、あれよあれよという間に高校3年生まで10年間野球をやっていった(大学できっぱり辞めた)。正直なところ、野球というスポーツが好きだったわけでもなく、野球選手になりたいという壮大なビジョンを掲げたわけでもなく、他に入る部活が無かったからやっていたという感じ。

 

僕の人生のターニングポイントは高校3年生のときにきた。

何げなくテレビ番組を見ていた。

それが情熱大陸だ。

情熱大陸はまぁ人気番組だし、名前は知っていた。でも、真剣に最初から最後まで見たのはそれが初めてだったかもしれない。もしかすると、高校3年生ということで、進路を考えろとプレッシャーをかける教師たちの言葉が、番組の見え方を変えたのかもしれない。

忘れもしない。その回ではコミュニティ・デザイナーという良く分からない仕事をしている山崎亮さんの特集だった。

山崎亮さんはシャッター商店街に活気を呼び戻したり、限界集落を再生させる仕事をしている人だ。地域再生という、いかにもお金にならなそうなことを仕事に変えた人。現在でも日本の地域活性化を担う最前線に立つプロフェッショナル。

この回の情熱大陸を見て、僕の将来の夢が決まった。

f:id:omosiroxyz:20160821195352p:plain

情熱大陸に出たいいいいいいいい!!

CMを抜いたら、たった23分くらいの時間。たったそれだけの時間にライフスタイルのすべてが詰め込まれている。かっこいい。かっこいい。

語らずとも伝わってくるメッセージ性がすごい。「こんな生き方もありじゃない?」とか「プロフェッショナルのこういうとこ学び取ってね!」とか。ビンビン伝わる。ビンビン伝わるうううううううう。

 

その日は家族とテレビを見ていた。

高校3年生の息子が目をキラキラさせている中、両親がこんなことをつぶやいた。

「やっぱりこういう人って、頭いいんだねー」

特集されていた山崎亮さん。まちづくり。地域活性化。コミュニティデザイン。5年前の当時でいうと、かなり変わった仕事をしている山崎亮さん。番組の中で東大大学院生であるという一面も紹介されていた。

情熱大陸に出る人は個性的な活動をしながらも、だいたい賢い人が多い。しっかりとした学歴を持っている人が多い。

両親の呟きを聞いて、10代の僕は「勉強しないと情熱大陸に出られない…」と察した。

 

そのあと、死ぬほど勉強した。

18年間、辺境中の辺境の狭いコミュニティの中で生きてきた僕。瞬時に、大学は外の世界を知らないといけないと思った。それも一流と呼ばれる場所にいかねばならないと思った。

世間を全く知らなかい18歳は「北大に行こう」と思った。なんか選ばれし人間になれる気がした。可能性が見える気がした。

当時はまだ野球してたから、野球をやり終えてから勉強開始。センター模試が5割も取れなくて、あじゃぱーって思ってたけど、俺は情熱大陸に出るんじゃーーーーという気持ちに助けられて頑張った。ありとあらゆる周りの大人と同級生に無理だよーとかあきらめろーとか言われたけど、頑張った。そして受かった。

これで情熱大陸に出れるぞー。

そう思ってた。

 

大学でも情熱大陸に対する情熱は変わらなかった。

ちょくちょく「おまえ、これじゃ情熱大陸に出れないぞ」と囁いてくる心の中のリトル山本がいた。だから頑張った。「うん…そうだな。もっと頑張らないと情熱大陸に出られない!!!」と自分を奮い立たせた。今回の人生は情熱大陸に出れれば、合格だ。そのくらい情熱大陸に対する情熱を燃やしていった。

大学3年生のときには、そこまで自分を情熱大陸に執着させた山崎亮さんの会社にインターンした。情熱大陸に特集された環境の情熱を感じ取ってきた。なるほど、こりゃー情熱大陸も情熱を注ぐわ…って思えるくらいに情熱に溢れた場所だった。

 

そんなこんなで情熱大陸へと駒を進めていった僕。

そんな僕は現在、よくわからない面白ハンターというブログを運営している。そこにあまりメッセージ性を伴わない情熱のこもってない文章を晒している。ちょっと分厚くて、メーカーはDELLで、型落ちで、安売りしてたから買ったパソコンのキーボートをぱちぱち。自分の部屋の中だからパンツ一丁にTシャツ。ちなみにTシャツはユニクロで買った怪獣ががおーっていってるデザインのやつを着てる。部屋着を良いことにしわくちゃ。

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

f:id:omosiroxyz:20160821201552j:plain

.

 

 

ふと、情熱大陸が物凄く遠いところにあるように感じた。

しばらく大陸をイメージしてなかったけど、僕の夢は高校3年生のあの日から情熱大陸に出ることだった。

自分の将来を考える時に、社会に貢献してどうこうとか、世界を又にかけてどうこうとか、幸せがどうこうとか、いろいろ考えるけれども、大切なものはとてもシンプルに考えた方が良いのかもしれない。

僕がリスペクトしてる高橋歩さんがこんなことを言っていた。

そうだなー。

やっぱり情熱大陸って書こうかな。

f:id:omosiroxyz:20160821203025p:plain

夢はシンプルに、シンプルに。

ちなみに、けっこう古い記事だけど、下の記事はものすごく共感して、ブックマークしてる。定期的に見返すレベルで好きな記事。わかるわ~。わかるわ~。

ふとそんな将来の夢を再燃焼させた本日。

情熱大陸のバックナンバーをyoutubeで見ていたら、貴重な休日が終わった。明日からまた情熱大陸への一歩を踏み出すとしよう。

f:id:omosiroxyz:20160821204639j:plain