インドのニューデリーで誘拐されたけど、一瞬の判断で逃げ切った話

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写真:http://photrip-guide.com/2015/01/10/indian/

日本一周中のテツヤマモトです。

京都のゲストハウスに泊まったときに、世界一周の経験を持つ「マサさん」に、インドでの危険な体験談を聞きました。

「インド行きたいな〜」ってちょうど考えた僕にとって、とても強烈な内容でした…。

 

インド・ニューデリーで鉄道トラブル

マサさんの世界一周はアジア→中東→ヨーロッパ→アフリカ→南米→北米というコース。

危険な体験をしたのは旅を始めて1ヶ月しか経ってない、ニューデリーでのこと。

 

その日はインド旅を終え、電車でパキスタン方面に向かおうとしていました。

朝、駅に着いて駅員に切符を見せると「トラブルでその電車は出ないよ。代行の電車が別の駅から出てるから、タクシーに乗って向かうといいよ」と言われました。

「まったく大変だなぁ」と思ったマサさん。トボトボとタクシーを探していると、先ほどの駅員さんが親切にタクシーを拾ってくれて、おまけに値段交渉もしてくれました。

マサさんはタクシーに乗車します。

が、これが間違いでした。

 

スリ集団のアジトに誘拐された。

タクシーで連れて行かれたのは、駅でもなんでもない雑居ビル。到着次第、体を掴まれて3階の1室に連れ込まれました。

なにやらボス的な人の前に座らされて、「どういうことかわかるな?」と脅されます。

 

そう、騙されていたんです。

駅員、タクシーの運転手。全て偽物。

旅行者を狙った、金銭目当ての誘拐です。

駅員は改札付近で制服を着ていたそうですし、トラブルで代行電車が出るというのもありそうな話。値段交渉を本気でしてくれる姿まで見せられたら、信じちゃいますよね…。

 

どうにかして逃げたい。

かくしてマサさんは「誘拐」されました。

部屋の中には、ボスと数人の手下。さらに部屋の扉の前には、さらに数人の手下。逃げられる状況ではありませんでした。

旅を始めてまだ1ヶ月ほど。

「序盤で帰国は嫌だ…。」

マサさんは頭をフル回転させて、この状況を打破する方法を考えました。

 

そして、考えた作戦が「ボスと仲良くなって、油断した隙に逃げる」でした。

幸いにも、力づくで物を奪う様子はありません。旅やインドと日本との価値観の違いなどの雑談をして、ボスの気を紛らわせます…。

 

一瞬の隙を見て脱出!

10分ほど話をすると、打ち解けた雰囲気に。

そこでマサさんは「タバコを吸ってもいいかな?」と席を立ち、バックパックを背負って部屋の扉へ向かいました。

もちろん手下は「出していいんすか?」とボスに問います。「少しだけな」とボスが言って、部屋の外に通してもらいました。

 

その瞬間!

 

バックパックを地上に投げ捨てます!

と同時に階段をダッシュでかけおります!

あたりまえのように追っ手がきます!

3階から2階まで来て、「このままだと追いつかれる!」とマサさんは感じました。

すぐさま、2階から地上へ飛び降ります!

しかしそこには、先ほどのタクシードライバーが待機していました!

捕らえようと向かってきます!

無我夢中で、飛び蹴りを食らわせます!

ドライバー、ノックダウン!

 

投げ捨てたバックパックを拾って、脇目も振らずに逃げ切ったのです…。

 

人を見分ける直感力

「すごすぎですよ汗」

僕は大勢の旅人に武勇伝を聞いてきましたけど、この話がダントツでロックでした。

マサさんはこの体験があってから、目の前の人を信頼するべきか、しないべきか…。人を判断する直感に磨きがかかりました。

 

旅の終盤で訪れたブラジルでは、仲良くなったカップルに深夜ドライブに誘われました。治安の悪いブラジルで深夜出歩くのはやたら危険。

それでも「このカップルは悪い人ではない」という直感を信じると、地元民にしか行けないレアなスポットを案内してもらえたんです。

リスクを承知でも、ときに人を信頼しなければ、感動的な体験はできません。

 

危険と感動が紙一重だと知ってるマサさん。

ひと回り年上でしたけど、僕よりも若く、僕よりも楽しそうに生きてるように見えました。

こんな大人になりたいな。