読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

面白ハンター

アジア諸国に滞在して、ノマドワークしてる23歳。講演・講師もやってます。札幌市民で北大卒。趣味は投資と読書。4月は台北に滞在します!

【FX】フランス大統領選挙による為替相場への影響について(一次選挙後の情勢を追記)


スポンサーリンク

f:id:omosiroxyz:20170404204806j:plain

2017-04-04 公開 2017-04-24 更新

日本から遠く離れたヨーロッパの国、フランスが大変なことになっています。

フランスでは4月下旬・5月上旬に大統領選挙が行われますが、こちらがフランス国内、さらに欧州・世界を動かす選挙になりそうなんです。

 

記事を書いている時点(4月4日)では、無所属で中道派のマクロン氏と、極右政党「国民戦線」のルペン氏の一騎打ちの末、マクロン氏が勝利するのが有力視されています。

→(追記):一次選挙の結果、ルペン氏とマクロン氏の一騎打ちが確定しました。

決戦選挙ではマクロン候補の勝利が予想されていますが、昨年のイギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領誕生を踏襲するように、サプライズが起こることも考えられます。

この記事では、フランス大統領選挙の概要・状況に加え、想定される為替相場への影響について考えていきます。

 

 

フランスの大統領選挙について

まずはフランスの大統領選挙をおさらい。

フランスの大統領は、5年に一度、国民による直接選挙で選ばれます。4月23日に複数候補による1次選挙が行われまして、5月7日に上位2名による決戦投票が行われます。

ちなみに、大統領が選出されたのちの6月には議会選挙も予定されています。フランスでは議会や、議会で選出される首相も権力を持っているので、夏場まで目が離せません。

 

今回の大統領選挙の背景

今回のフランス大統領選挙は、様々な社会問題を抱える不安定な状況で進んできました。

何よりもサプライズとなったのが、現職のオランド大統領が出馬を辞退したことです。最大任期が10年とされるフランスにおいて、再選辞退は現行体制が始まって初です。

オランド大統領は、移民問題やリーマンショックへの対応できず、支持率が史上最低を更新し続けていたので、与党内からの反発が強くなってしまったことが原因ですね。

 

またフランスでは、記憶に新しいパリ同時多発テロ事件等を発端に、治安や雇用の面で、移民・難民への問題意識が高まっています。

そこにイギリスのEU脱退・トランプ政権誕生の風を受けて、フランスでも極右勢力が拡大しているんです。

 

これまでの大統領選挙戦の状況

今回の大統領選の有力候補者は5人です。

f:id:omosiroxyz:20170404211404p:plain

  • ①無所属:マクロン候補
  • →一次投票で得票率24% 1位通過
  • ②国民戦線:ルペン候補
  • →一次投票で得票率21% 2位通過
  • ③共和党:フィヨン候補
  • →一次投票で得票率20% 3位敗退
  • ④左派党:メランション候補
  • →一次投票で得票率20% 4位敗退
  • ⑤社会党:アモン候補
  • →一次投票で得票率6% 5位敗退

 

序盤は、以前サルコジ政権下で首相を務めた経験を持つ、フィヨン氏が独走するものと見られていましたが、汚職問題により失速。

それと同時に、無所属のマクロン氏が支持率を急速に伸ばしました。マクロン氏は、元々社会党(現行与党)に所属しており、経済相を務めた経験があります。

一時は同性愛疑惑が持ち上がって支持率低下が危ぶまれましたが、若く爽やかなイメージを武器に、またメディアが「カリスマ」と評したことで、筆頭候補となっています。

 

▼現在の4月3日時点での支持率推移(出展:フランス大統領選挙 2017

f:id:omosiroxyz:20170404212326p:plain

▼一次選挙直前の支持率(出展:フランス大統領選挙 2017

f:id:omosiroxyz:20170424190042p:plain

 

追記:2次決戦選挙への展望

1次選挙は4月上旬から予想されていた通りの結果で終えることとなりました。

マクロン氏、ルペン氏の勢いが落ち、メランション氏、フィヨン氏が終盤にかけて猛追しましたが、僅差で及びませんでしたね。

 

2次決戦選挙はマクロン氏が有利であるとみられています。フィヨン氏・アモン氏がマクロン支持を表明したので、彼らの支持者は大方、マクロン氏に流れるでしょう。

メランション候補は支持を表明していませんが、ルペン候補とは政策が正反対なので、こちらもマクロン氏寄りに支持者は流れそうです。

 

しかし、油断できません。

英国のEU離脱しかり、米国のトランプ大統領誕生しかり、サプライズは十分に考えられます。開票まで結果は読みきれません。

また、テロ等が発生した場合は、ルペン氏の支持率が上がる可能性が大いにあります。

最後の最後まで目が離せませんよ!

 

▼ドル円の為替、選挙後は大きく窓が空いた形でスタートしました。マクロン大統領誕生への期待からリスクオンとなっています。

f:id:omosiroxyz:20170424192008j:plain

 

フランスを揺るがす?ルペン候補について

マクロン氏と並び、今回の選挙戦を有利に進めているのが、国民戦線のルペン候補です。そして、欧州・世界を大きく揺るがす存在になりうるのも彼女になります。

ルペン氏が党首を務める「国民戦線」は、極右と言われる政策を掲げています。EU離脱、通貨のフラン化、反イスラム・移民など…。トランプ大統領の考えに近いです。

 

現在、ルペン・マクロン両氏の支持率が拮抗しており、2人の決選投票が有力です。史上最年少大統領か、初の女性大統領か、という見方でも興味深い選挙ですね。

ただ、決選投票にもつれ込むと、極端な政策を嫌って、他の第3の支持者票がマクロン氏に流れると見られています。よって、マクロン氏が大統領になる見方が強いです。

とは言っても、英米の実例の通り、昨今の選挙はサプライズが起こる可能性が大いにあります。ルペン候補も自信満々に語ってますからね。

 

大統領選による為替相場への影響

FXトレーダーとして、為替相場への影響について考えていきます。

直近は、リスクオフのユーロ売り、円買いが進んでいます。ドル円・豪ドル円なども、これに引っ張られる形で円高傾向です。

 

▼ユーロ円日足。年初来下値を更新中。

f:id:omosiroxyz:20170404224625j:plain

 

今後ですが、ルペン氏がサプライズ当選するとなると、ユーロの暴落が考えられます。

フランスはドイツと共に、EUの主要国です。フランスがEU脱退に傾くとなると、イギリス脱退時以上に、ユーロ相場が荒れそうですね。

ドイツのみでEUを支えることは難しく、事実上ユーロ崩壊といっても過言ではないです。

 

▼昨年の英国のEU離脱決定時。ユーロ円相場が10円以上円高になる荒れ具合でした。

f:id:omosiroxyz:20170404222431p:plain

 

反対に他の候補、有力視されているマクロン氏が勝った場合です。

彼は「フランスを中心にもう一度、EUを立て直す」と訴えております。彼の当選は、右派の攻撃を受けている各国党首にとっても嬉しいニュースになりそうですね。

またマクロン氏は、経済相や経済アドバイザーを経て政界入りした経験があり、企業や労働市場の活性化を公約に掲げています。期待感が伴って、じわじわとユーロ高になりそうです。

 

どちらにせよ、選挙前後は相場が荒れます。

ユーロの取引をしている方は早めの手仕舞いをお勧めします。ユーロだけでなく、ドル・豪ドル、多くの通貨が荒れそうです。

そして選挙後も、6月に議会選挙がありますから、それまで油断できません…。大変だ。

 

選挙当日のスケジュール

最後に大統領選挙のスケジュールです。手帳やgoogleカレンダーに控えて対策を!

  • ■第1回投票:4月23日(日) 8時〜18時(日本時間16時~翌2時)
  • →終了。マクロン氏・ルペン氏が一次選挙を突破しました。
  • ■第2回投票:5月7日(日)8時から18時(日本時間16時~翌2時)

投票日は日曜日なので、4月24日、5月8日の早朝は相場が荒れることが予想されます。速報は明け方のうちに出ていそうですね。

結果が確定するのはお昼頃です。くれぐれも注意しながら、トレードしていきましょう。

 

▼PRです!最新情報は、僕も勉強させてもらってるスマートニュースで掴むのが便利です。

スマートニュース / 圏外でもニュースがサクサク読める (SmartNews)
スマートニュース / 圏外でもニュースがサクサク読める (SmartNews)
開発元:SmartNews, Inc.
無料
posted with アプリーチ

 

▼興味がある方はこちらもどうぞ!

旅先で資金を稼ぐ!「FX」って何?特徴・株との違いは? 
大学生でもお金を稼げる8つの方法!月15万稼ぐ北大生が教えます